「国境を越えた危機への、私たちの回答」~未来のコミュニティ~

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グローバルエコビレッジネットワーク・ジャパンGEN-JapanはGEN代表のコーシャ・ジュベールを迎え、4月15日のオープニングに続いて22日と24日のフォーラムを開催しました。全体で500人余りのみなさまが集い、半数がエコビレッジという言葉を初めてきいた若い世代で、発表やクロストークを熱心に聞き入っていました。主な参加動機は、コロナ危機への不安や、その収束後の次の社会のビジョンを求めていたところに、GENとネットワークの各団体からの紹介やSNSからのアナウンスがきっかけとなっていました。

地域的には、日本各地だけでなく、コーシャのいるスコットランド、イタリア、アメリカ、フィリピン、韓国から、20代から70代という広がりです。まず数人から始めて、プロセスの中で、人も社会も成長していけるエコビレッジの可能性を、世界と日本の具体例に触れながら一緒に考えることができ、結果としてどんな小さなことでも、自分たち自身が参加していくことの大事さに気づかれた方が多かったようです。

各プレゼンテーションについては、Youtube配信など現在準備中ですが、一言づつ紹介しますと、
コーシャさんは、国境を越えて瞬く間に広がっていく危機を前に、人間として根本から生き方や実際の社会を変えていける、その実現可能性として、アズワンを含め世界各地の事例を示しました。
辻さんは「絶望の淵に立ち、後戻りできないことを認めることで、僕たち一人一人が絶望をチャンスに変えることができる」と問題提起し、
小野さんはアズワンの事例を通して、小規模でも現状そのままにエコビレッジの方向に行ける可能性を示しました。

入国規制から緊急事態宣言に移り変わる1か月半の間に、ONLINEでの開催に急遽切り替えて実現できましたのは、多くの皆様からのサポートのたまものです。その舞台で新たな出会いや繋がりが生まれました。
運営も、15日のソーヤー海さんを含めて、2017年から昨年まで3年連続で開催されてきた「しあわせの経済国際フォーラム」で出会ったスピーカー、そしてワーカーズコープ、日本社会連帯機構、ナマケモノクラブ、セブンジェネレーション、アズワンネットワークの各有志で構成された40人余りという大所帯でした。みな心ひとつで、スピーカーも、スタッフも、皆それぞれの場所から空間を超えてシンポジウムを作ることができました。居場所に制限をされないで、心を合わせて協力していける新しい可能性に向かって、確かな一歩を感じているところです。

これを機会に、自分たちの足元に、それぞれらしいエコビレッジがつくっていけるようなネットワークができることを心から願って、順次報告させていただきます。
(片山弘子/GEN-Japan代表理事/GEN理事)

フォーラム中に紹介されたゲストスピーカーの資料

▼コーシャ・ジュベール&GEN---英語版ニュース
https://ecovillage.org/get-involved/join-our-newsletter/

▼辻信一&『常世の舟を漕ぎて』&しあわせの経済国際フォーラム
http://namakemono.shop-pro.jp/?pid=149881971
http://economics-of-happiness-japan.org/

▼ソーヤー海&パーマカルチャーと平和道場
https://www.facebook.com/TUPdojo/ 

▼小野雅司&アズワン鈴鹿コミュニティー
https://youtu.be/GofmlGzGb1s(最新ビデオ)
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