ソーヤ海と学ぶ共感的コミュニケーションの世界

投稿日: カテゴリー: Workイベントお知らせ

若者のオピニオンリーダーとして活躍している、共生革命家・ソーヤ海さんが鈴鹿にやってきます。
海さんは、東京からサステナブル(持続可能な/共生的)社会を育むことを願って、世界の最新情報やスキル(技術)を学び、それを体感型のワークショップとして日本に紹介してきました。アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティにも実践者として関心を持って、昨年秋から相互に交流をはじめています。

今回は、そんな海さんによる共感的コミュニケーションの世界を一緒に体感しましょう。
「僕が共感的コミュニケーションと出会ったのは2003年、環境平和活動をしていた学生の頃でした。たくさん失敗もしましたが、ようやくその凄さを味わえるようになっています。自分と相手を尊重しながらお互いのニーズを平和的に満たす方法を学んでいきます。是非、共に平和な心と社会を育てて行きましょう!
ソーヤ・海より」
        
◆日 時: 2020年3月14日(土)14:30~18:00(14時受付)
共感的な世界を体感するワークを中心に、ライブでシチュエーションのロールプレイも。

◆会 場: 鈴鹿カルチャーステーション
(三重県鈴鹿市阿古曾町14-28)

◆ワークショップ参加費:ドネーション(ギフトエコノミー)
参加費は値段を設定せず、ギフトエコノミーへの挑戦としてドネーションという形をとっています。僕にとって値段がつけられないほど大事な活動なので、まずは体験してもらって、心でつながり、今後の生活や活動の応援としてドネーションを募っています。
詳しくは、「費用の理念」を読んでもらえると嬉しいです。

◆定員:40名

ワークショップ申し込みはこちらから


FBイベントページは→  https://www.facebook.com/events/525994978025082/

—————————-
【アズワン鈴鹿ツアーも並行して開催します】

新しい社会の可能性を考えるヒントに、ツアーに参加しませんか。
●1泊2日コース
3月14日午後12時30分受付~
    午後14時30分~18時
    ソーヤー海と学ぶ共感コミュニケーション
    18時~夕食などアズワン鈴鹿ツアーのプログラムに参加
3月15日午後5時終了
ツアー参加費用 12000円(食事・宿泊費用・税金含む、
            ワークショップ参加費は別)
★ツアー申込 → 今回のワークショップ申込みの中で申込めます。

地球上で人口のほとんど集中している中小都市~大都市で、気候変動への歯止めがどうかけられるでしょう。大都市からローカルな地方の街に拠点を移しながら、次の社会モデル、暮らし方が描けることで急遽求められています。現状そのままで、人と人が協力し合うことから生み出されるアズワン鈴鹿コミュニティは、パリのCOP24の会場で事例として紹介されました。

GEN都市型エコビレッジマニュアル

投稿日: カテゴリー: お知らせ

Global Ecovillage Network(本部、フィンドフォン@スコットランド)のFBの記事ですが、今日、改めて紹介されていて、驚きました。気候変動や多くの社会問題が、同根であることはたくさんの人が気付き始めていますが、それを解決する、これからの人の生き方や社会の創造に向けて、必要とされる情報として取り上げられているようです。
一人でも多くの人に、知ってほしい! 私も同じ思いで、この記事をシェアします。(Hiroko Katayama)

原文はこちら

ーーーーーーーーー(和訳は下記)ーーーーーーー
What do you think of when you hear the term “Ecovillage”? Many may imagine a small rural community sharing all their meals together and making decisions in circles. Yes, there are those!
There are also quite different ecovillages based in Urban settings, such as As One Community in Suzuka, Japan. For the past 20 years, they’ve been striving to create a totally new society in the city context.
To learn more about Urban Ecovillages (including case studies in the US and Denmark) check out our Urban Ecovillages Manual – still on special in our Online Market.

和訳)
エコビレッジと聞くと、どんな内容が思い浮かびますか?多くの人は
田舎の小さなコミュニティで、人々が一緒に食事を分かち合っていたり、輪になって議論しているなどを想像するのではないでしょうか。
もちろんそういうコミュニティはあります。
しかし、日本の鈴鹿にあるアズワンコミュニティのような、都市部に作られた全く新しいエコビレッジもあるのです。
これまでの20年にわたって、彼らは町に適った方法で、全く新しい社会を創造しようと努力してきました。
都市型エコビレッジについて学びたい方は、デンマークやアメリカの情報も含んだ「Urban Ecovillages Manual」をチェック


「GEN都市型エコビレッジマニュアル」

GENの都市型エコビレッジづくりマニュアルの最初の事例にアズワンが紹介されています。
国連の調査によると2050年には世界人口の約7割が都市に暮らすことが予測されています。1950年代には7億5千万人だった都市人口が、2018年には42億人に増え、2050年までに、さらに25億人が増えるという予測です。都市でのコミュニティの再生や生き方が、地球環境への負荷を適正な乗田に戻すだけではなく、都市にコミュニティの再生が期待されるのには、孤立や孤独死が大都市中心部で多く見られること、生活費が高いために人々がシェアをして経済的にも助け合うことにつながることなどです。
GENではエコビレッジを一緒に暮らす場に限定しないで、近隣や仕事場で、信頼と相互扶助で助け合うグループや、トランジショングループなど、これから新しく何かやってみたくなっている人のために、どんな一歩を歩みだしていけばよいか紹介しています。
食料を自給し、地域経済を発展させながら、新しい持続可能な経済モデルを試行している点、教育事業を通して再生可能なコミュニティモデルづくりを、参加型の運営で安定して転嫁している事例として、冊子の冒頭に紹介されました。
GEN-Japanでは翻訳チームを作って、日本語で紹介できるようにボランティアを募集中です。

関心のある方はGEN-Japan事務局にご連絡ください。gen.jp2015@gmai.com

エコビレッジマニュアルのAs One Communityのページです(英文)
⇒ https://drive.google.com/open?id=11JCAsjvpQ6N5POHG_DJ05w-hZW4CuO3F

県知事からGEN-Japanにエール

投稿日: カテゴリー: gaiatopicsお知らせ

三重県 鈴木英敬知事から、開催から3年目に入ったGEN-Japanのユネスコ認証・Global Action Program、ガイアエデュケーション Gaia Education と、実施会場アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティに対して、長期的な視野に立った取り組みとしてエールをいただきました。三重県からは、ガイアエデュケーションの地域づくり公開講座に後援をいただいており、鈴木知事からは毎年祝辞をいただいています。今回、ようやく直接そのお礼を伝えすることができました。
鈴鹿市の市議会議員山中智博さんにも付き添っていただき、心強かったです。皆様にただただ感謝。2019年5月27日 — at 三重県庁.


Prefectural Governor Eikei Suzuki, (second from left) sends Ale to GEN-Japan’s EDE and As One Network Suzuka Community, as one of the long-term implementation in Japan. He has sent our EDE his congratulations since 2017. Today I could directly say “Thank you!” to him. Suzuka City-council member, Tomohiro Yamanaka, accompanied us. Thanks to all!! at the prefectural office. May 27th, 2019.
http://gen-jp.org/
http://as-one.main.jp/suzuka/English/

2015年に行われたCOP21の記事の振り返り

投稿日: カテゴリー: お知らせ


2015年11月30日から12月11日まで、フランス・パリで開催された気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)の会場で、グローバル・エコビレッジ・ネットワーク(GEN)は、世界60か所のエコビレッジを紹介し、コミュニティをベースにした未来への社会づくりの提言を行いました。
GEN-Japanが候補として推薦したアズワンコミュニティも取り上げ、気候変動という地球規模の人類存続にかかわる問題を解決する具体的な提案として紹介されました。

旧GEN-JapanのHPでも紹介されていますが、改めてこちらにもリンクをはりました。御覧ください。
以下が、日本語訳の記事です。
その1 https://genjp2015.wixsite.com/japan/single-post/2016/02/12/COP21-1
その2 https://genjp2015.wixsite.com/japan/single-post/2016/02/15CPO21-2

原文→ http://gen.ecovillage.org/en/node/8393

エクハルト・ハーン博士へのインタビュー 

投稿日: カテゴリー: genお知らせ

左から辻信一氏、エクハルト・ハーン氏、片山弘子氏

持続可能な都市と人間
片山弘子

はじめに
2019年3月、ドイツからエクハルト・ハーン博士が、アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティ(以下、アズワン鈴鹿コミュニティと記載)を訪れた。アズワン鈴鹿コミュニティは2001年以来、社会実験として持続可能な都市型コミュニティの実現を試み続けている。エクハルト・ハーン博士は、環境調和型の都市計画の先駆的研究と、多くのパイロット事業で世界的に知られ日本国内にも彼に学ぶ専門家は多い。77歳の今も、博士のチャレンジングな仕事は注目され続けている。
2009年に博士が初めてこのコミュニティを訪れた当時には、あたりには目立ったシンボル的な建物は見当たらなかった。見学し終わった博士から、エコステーションを設けてはどうかとアドバイスがあり、翌2010年に既存の家具展示場を改造した鈴鹿カルチャーステーションが開設された。エコステーションとは、博士の研究成果の一つである。つまり地域住民と新たな社会づくりの情報や実践が出会い、無理なく持続可能性への理解が広がるための結節点として意図されている。
GEN-Japanは、2019「人類の生き残りをかけた、新たなエコビレッジづくりの胎動」として講演会シリーズ1) と鈴鹿カルチャーステーションの開設および博士との交流10周年を記念して、鈴鹿での記念講演会を開催した。博士が紹介するような持続可能な未来社会の実現という観点からは、アズワン鈴鹿コミュニティには、まだ手つかずの課題が多い。にもかかわらず、博士がこの社会実験に関心を持ち続けているのはなぜだろうか。記念講演直後の博士に、GEN-Japan代表の片山弘子がインタビューを行った。

未来都市は細胞型になる!
~なぜ10年にわたってアズワン鈴鹿コミュニティを訪れ観察し続けているのか~

■人間性に焦点を当てることが重要課題

GEN-Japan:ヴュンズドルフプロジェクト2) のご紹介、どうもありがとうございました。博士は持続可能な社会の実現において、特に人間性に焦点を当てることが本質的な重要課題であると言及されました。特に、「エコステーション」の考え方と実践は、博士の長年にわたる研究と実践から生み出された独自のもので、ここ鈴鹿カルチャーステーションは日本で初めてその理念をベースに作られた場所です。
さて、博士は2009年以来、アズワン鈴鹿コミュニティに毎年滞在して観察し続けてきましたが、なぜこの小さなコミュニティにそれほど注目しているのでしょうか。その理由を話していただけますか。

ハーン博士:そうですね、ほぼ毎年10年間ここに訪ねてきたわけですが、その理由をお話しできるのは、私にとってとても幸せなことです。私は持続可能な都市計画の研究と実践に長年携わってきましたが、一言でいえば、持続可能な未来の都市は、生命の姿のように細胞型都市になると考えています。
それにはいろいろ要素がある中で、特に人間性の観点からアズワン鈴鹿コミュニティは極めて興味深い社会実験であると考えています。このプロジェクトとの出会いは、たまたまヤマギシ村で出会っていた何人かがそこを独立して、街の環境の中で新たに発展的な実践をしようとしたタイミングに遭遇したことからです。おかげでこのような斬新な試みをフォローアップするという、他に例のない体験をすることになりました。

新しい社会づくりに最も重要なポイントになるのが、それを行う人間自身です。現在のアズワン鈴鹿コミュニティには100人以上のメンバーがいますが、その間柄は極めて親しく、そして前向きです。その関係性に支えられて多くの試験的な試みが執り行えるのです。もちろん全部が成功しているわけではなく、あるものは失敗に終わっています。特にここで大事だと思うのは、はじめは十分な成果を上げられなかった新しいアイディアを、メンバーたちがいかに取り扱っているかという点です。総じて彼らは沢山の面白い取り組みをしています。

■人の幸福を目的とした社会・経済の試み

また、私にとって大変興味深いのは、彼らの行っている都市農業が、生態学的にも環境調和的にも面白いだけでなく、社会的あるいは経済的にも成功している点です。彼らは都市空間の中で農業生産を行うだけでなく、新しい会社を作って農産品加工も行っています。そのうえこの会社の内容が全く新しいのです。
つまり、幸福になることを目的にして、上下関係なしにいかに人々が共に働けるかという行き方は、持続可能な未来社会の実現には欠かせない重要な挑戦です。つまり、彼らが、Human way つまり、人らしいやり方でこのことを実践していることが事実であるだけでなく、彼らがどのようにそれをスタートし、試験するのかというプロセス・方法でもあります。これほど挑戦的な課題ですが、私の知る限りにおいて、十分成功しているといえます。

そしてさらにまた興味深いアカデミーとネットワーク組織をスタートさせて、日本国内だけでなく、国際的にも主に韓国とブラジルとつながり始めています。多くの若者が社会実験としてのアズワン鈴鹿コミュニティに学ぼうとしてサイエンズ・アカデミー3) に参加しています。ほかの場所を私は見たことがありませんが、私の知る範囲では現在ブラジルと韓国でこれから始まろうと着手されています。

■オープンな Five Minutes City

これらはいかに脱化石燃料の社会を新たな方法で組織できるか、一つのアプローチです、(行き方の一つであり、何故なら世界にはほかの方法もあるからですが)、社会的あるいは経済的な方向性という面でも農業分野でも少しずつ、そして常に新しい考え方と試験が行われています。以上のことは、毎年継続して鈴鹿を訪れながら大変興味深く見ています。まさに生きているグループだといえるのは、閉じられたコミュニティではなくて、彼らの試みとは異なる考え方に対してもオープンな点です。
今年、私とGEN-Japanとアズワンコ鈴鹿ミュニティのメンバーの3人で、市の教育委員会を訪ね、ドイツでのプロジェクトの概要を紹介したり、公開講座や講演会の可能性なども話しました。自治体との協力関係の良さも興味深い点です。彼らは行政の考えに対してもオープンです。

これらは新たな細胞型都市の構造を考察している私の問いに、改めてぴったりと合うわけです。なぜなら、このコミュニティが、細胞のような構造に基づいているからです。彼らの産業、社会的貢献活動や、コミュニティ内部での生活、私たちはそれを「5分間の単位細胞」あるいは「5分間の街」と呼んでいますが、自転車や徒歩でお互いに行きかう、すべてがお互いに繋がりあっている姿です。以上のように、いろいろな要素において、大きく一歩を踏み出しているといえます。

そして何より強調したいのは、ここで私が出会った人々です。彼らを約15年前から知っていたのですが、その間にもいろいろ状況は変化しているにもかかわらず、私たちは変わらぬ友情で結ばれています。彼らとは、プロジェクトの良い面だけではなく、十分成功していないものや改革される必要のある面についても、オープンに話し合うことができています。どこであれ、このようなオープンな状態にあることは、たいへん重要であると考えていますが、他では見たことがありません。
 以上のことから、私はこの社会実験と、このグループをフォローする機会を得られたことは、本当に幸運だと感じています。このような機会は、これまでの人生で知りえた最も興味深いことの一つでしょう。

■環境調和型コミュニティとアズワンの試み

GEN-Japan:沢山の興味深いコメントをありがとうございました。その中でも、環境調和型都市の専門家として、博士が特に強い印象を持っている点を伺いたいですですが、いかがでしょう。この10年間で特に強く印象に残ったのは何ですか。

ハーン博士:すでにいろいろな観点からお話ししましたが、その中で最も強く印象に残っているのは何か、その問いに答えるのは、容易ではありませんが、そうですね、アカデミーに来ている若者たちから受けた印象を紹介したいです。日本国内だけでなく、ブラジルや韓国からきている若者です。彼らはサイエンズ・アカデミーに参加しているのですが、サイエンズ4) とはこのプロジェクトの理論的あるいは方法的な基盤となっているもので、私も少しですがサイエンズの理論とサイエンズメソッドを知っています。しかし、理論的には多くのアプローチがあるのです。国内外からきている若者たちとのディスカッションをした後に印象に残ったのは、このメソッドが彼らに方向性を与えているということです。つまり、彼ら自身を見出し、立場や位置を知り、新しいタイプの持続可能性社会を生み出そうと、より強く感じています。そこに、この理論がどのようなものであるかが代弁されています。

私は何年もサイエンズ研究所5) の小野さんをはじめとする、この理論と方法をここで十分発展させてきた人たちと、その点について議論を続けてきました。このメソッドがどのように生み出されてきたかも理解していますし、もちろん部分的には十分に機能していない点も理解しています。そして、このコミュニティの社会構造が常に少しずつ変化しているのが見えます。独善的ではなく、常に柔軟であり変化し続け、サイエンズの理論と方法において新しい経験が総合的に一つにまとまることが可能になっています。


たとえば、お金を介在させないJoyシステム6) がとどまることのない変化と展開の中にあるか。また彼らの事業である弁当屋7) については、これは最も面白いように私には見えるのです。私が実際を十分には理解していないとはいえ、この弁当会社全体のコンセプトを実現してきた素晴らしい人物が、彼が他に強い影響を持つという理由で、この会社から別の部門に移動しました。
つまり、この会社は十分成功しているのですが、その中にある種の上下関係ができてしまった、それで彼は今弁当会社から移動し、より個人的に自分自身を耕そうとしているだけでなく、次の若い人たちが会社の経営主体となっていくために席をあけたのです。そのことがこれからどのように機能し、また後継者たちが会社の構造をどのように変化させていくか、非常に興味深い。固定ではなく、常に柔軟であり生きている。

わたしはアズワン鈴鹿コミュニティに心から願うのは、この、実際にオープンであり柔軟であるという方法で、進み続けてほしいということです。なぜなら、持続可能な未来のための新しい社会構造を生み出すには、この種の柔軟性が必要であるからです。

持続可能な未来にとって重要な多くの要素が、アズワン鈴鹿コミュニティではまだ手つかずで遅れていることも、私たちの議論の中で明らかになっています。しかし、それは十分理解できます。なぜなら、理想の実現には、段階が必要だからです。一度に何もかも実行することはできない。ですから、優先順位を設ける必要があります。アズワン鈴鹿コミュニティの現時点での優先課題は十分に明らかです。しかしもちろん、現実に持続可能な未来を生み出すためには、遅れている課題をどう明示的に前面に打ち出せるか、この点が実際の発展への疑問であり、彼らの創造的なプロセスによって一歩ずつ進み続けることを期待しているところです。

GEN-Japan:ハーン博士、このようなお話を直接伺うことができて、大変光栄です。どうもありがとうございました。そして博士のこれからいよいよ実行段階に向かわれている、ベルリン南部の国際キャンパス・ヴュンズドルフ・プロジェクトのご成功をお祈りしています。


注記

1)  http://gen-jp.org/2019/02/27/1411/、http://gen-jp.org/2019/03/29/3-31-2/
2) 季刊「BIOCITY」第78号2019.4発刊 「エコシティ・国際キャンパス・ヴュンズドルフ」(糸長浩二監訳・片山弘子訳)https://www.fujisan.co.jp/product/1281680841/new/
3) サイエンズ・アカデミー: アズワンネットワーク活動の一つ。2018年4月創設。世界中どこでも誰とでも、何でも話し合い、自分らしく生き、その場を創っていける人材を養成する。http://as-one.main.jp/zaidan/HP/index.html
4) サイエンズ:SCIENZ。Scientific Investigation of Essential Nature+Zeroゼロからの本質の科学的探究。
5) サイエンズ研究所:2001年からアズワン鈴鹿コミュニティを創る経過の中で誕生し、サイエンズスクール、アズワンネットワーク活動に並ぶ、新しい社会実現のための社会システム。人間及び社会に関する本質の探究に基づいて、常に現状の分析・解明・検討を行いながら、その内容をネットワーク活動やサイエンズスクールで試験しながら研究している。http://www.scien-z.org/
6) Joy:アズワン鈴鹿コミュニティで内部経済として試験中のお金を介在させない経済システム。http://as-one.main.jp/HP/suzuka7.html
7) おふくろさん弁当:アズワン鈴鹿コミュニティの産業部門の一つ。『本当にあった!こんな会社――規則も命令も上司も責任もない、幸せを運ぶ会社』2016年刊 ISBN978-4-9909136-0-1 http://as-one.main.jp/HP/ofukuro_book.html

人類の生き残りをかけたローカル・ソリューション

投稿日: カテゴリー: お知らせ

~ドイツ市民に学ぶ-エコシティと難民~

気候変動や資源をめぐる戦争などで多くの市民が難民となっている。国連によると、世界の他の地域で受け入れるには、あまりにも膨大な数が予測されている。
長期的には、被災地自体が、その影響を受けている住民と共に、自ら解決するしか道がない。近代の都市に象徴される価値観が、実は問題の原因をつくってきたが、いまやその都市も影響を免れなくなってきた。気候変動は、私たちの生き方に急速な変容を求めている。

「ベルリンのローカル・エコシティと難民」
事例の紹介ーーーベルリン市民と、難民と、元軍用地を生かした新たな動き、都市の中のエコビレッジ=ローカルにねざしたエコシティ。
*環境先進国としてはもちろんのこと、さらに、ベルリンの壁の教訓から多くの難民を受け入れ、パートナーとして共に新しい社会創造に向けて動き始めているベルリンの、エコシティ、えこカレッジづくり。

場 所:カフェゆっくり堂 善了寺(戸塚)
    神奈川県横浜市戸塚区矢部町125 善了寺内
日 時:2019年3月24日(日)
    16:00~17:30 (15:30~受付)
参加費:1000円+ワンオーダー (学生500円+ワンオーダー)
定 員:30名
申込先:https://goo.gl/forms/DGfGugvgT0JFd0HF3 

講演者
■エクハルト・ハーン(ISEC)
ベルリンの復興計画、EU環境部会アドバイザーなど歴任後、現在ドルトムント大学院大学教授。従来型の都市計画や建築を見直し、人間行動学をベースに、話し合いから始まる環境調和型コミュニティづくりを提案。日本文化の中に自然と人間の共生への可能性を見ている。

■片山弘子(GEN International理事、GEN-Japan代表)
これからの10年、15年の私たち市民一人一人の生き方、方向性が未来を決める。25年を迎えるGENグローバルエコビレッジネットワークの新たな動き。

■ホスト:辻信一
若者とローカリゼーション、世界で連帯するローカリゼーションの新たな道筋。

逐次通訳:片山弘子

GENとGEN-Japan
Global Ecovillage Network International は、1995年に発足し、国連のECOSOC(社会経済理事会)の諮問団体として、持続可能な社会にむけた世界各地の典型事例のネットワークと紹介、人材養成をし、世界人類が持続可能な社会に生きられることを目的とした慈善団体です。GEN-Japanは、その日本の事務局として2016年に発足し、アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティに事務所を置きながら、ユネスコ認証の教育プログラム・ガイアエデュケーションの実施、日本の事例と世界をつなぐネットワーク活動を行っています。

主催:NPO法人えこびれっじネット日本GEN-Japan
共催:環境=文化NGOナマケモノ倶楽部,、NPO法人鈴鹿循環共生パーティー
後援:NPO法人循環共生社会システム研究所(KIESS)、Global Ecovillage Network(GEN) International
協力:ローカル・フューチャー・ジャパン、アズワンネットワーク

Gaia Education本部のHPに紹介されました

投稿日: カテゴリー: お知らせ
Gaia Education本部のHPにGEN-Japanが紹介されました。
2017年から始まった日本のGaia Educationも、今年で3期目を迎え、いよいよ4月にスタートします。
GEN-Japan主催のGaia Educationでは世界観、社会、経済、環境の4つの分野をホリスティックに、体験的に学び、サイエンズメソッドをベースに持続可能な人間関係づくりも学んでいきます。
そうして、一人一人の足元から、安心して何でも話し合える仲間とのつながりが広がることで、持続可能な社会になっていくでしょう。

https://gaiaeducation.org/face-to-face/ede-programmes/ede-gen-japan-2019/

4/2 新たなエコビレッジづくりの胎動 in 表参道

投稿日: カテゴリー: イベントお知らせ

 

~環境先進国ドイツ市民に学ぶ・私たち人類の生き残りをかけて~

 過度な経済活動によって、予想以上の速さで気候変動が進み、世界各地でかつてない自然災害が続くようになりました。
 日本でも、市民主体で安心できるコミュニティを作ろうという人たちが、力を合わせて具体的に動き始めています。
 NPO 法人えこびれっじネット日本GEN-Japan はそのような思いの人たちをネットワークし、各地に個性豊かな、持続可能な地域が実現できるようにサポートを続けています。
 今回、環境先進国ドイツからエクハルト・ハーン博士をお招きし、日本のマスコミにはまだ取り上げられたことがない、市民による新たな街づくりの活動を紹介します。同時に日本の新しい動きも取り上げながら、これから10年の方向性を、私たちの生き残りをかけて一緒に考えていきます。 

「ドイツ最新事情ーエコビレッジ・エコカレッジと難民との共存」
  エクハルト・ハーン(ドルトムント大学教授)
 *環境先進国としてはもちろんのこと、さらに、ベルリンの壁の教訓から多くの難民を受け入れ、パートナーとして共に新しい社会創造に向けて動き始めているドイツ

「アズワンネットワーク鈴鹿の試みから」
  小野雅司(サイエンズ研究所)
 *都市をそのまま新しい社会にしていくモデルとしてCOP21 で紹介されたアズワンネットワーク鈴鹿コミュニティの最新情報

「GEN-Japanガイアエデュケーションの報告とこれから」
  片山弘子(GEN-Japan代表理事) 
 *2017年から日本でもスタートしたユネスコ認証教育プログラムの概要と、修了生たちが始めている各地の動きの紹介

場 所:GEOC(地球環境パートナーシッププラザ)
    http://www.geoc.jp/access/#geoc
    東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F 
    ☎03-3407-8107
日 時: 2019年4月2日(火)
     19:00~20:45 (18:30~受付)
参加費: 2000円 (GEN-JP会員、学生1000円)
定 員: 50名
申込先: https://goo.gl/forms/sJ8rKEExgkAzjgow1

講演者: 
●エクハルト・ハーン(ドルトムント大学教授)  
ベルリンの復興計画、EU環境部会アドバイザーなど歴任後、現在ドルトムント大学院大学教授。従来型の都市計画や建築を見直し、人間行動学をベースに、話し合いから始まる環境調和型コミュニティづくりを提案。日本文化の中に自然と人間の共生への可能性を見ている。 

●小野雅司(サイエンズ研究所研究員) 
人と社会の本来の姿を明らかにする研究活動と同時に、コミュニティづくりに関する教育プログラムに携わり、また、日本、韓国、ブラジルなど各地のコミュニティづくりの実践的サポートを進める。 

●片山弘子(NPO法人えこびれっじネット日本 GEN-Japan代表)
2009年から鈴鹿コミュニティに在住し、サイエンズメソッドによる教育プログラムの創設運営に従事。2017年から、GEN-Japan代表として、ユネスコ認証の教育プログラム「ガイアエデュケーション」を主催している。

GENとGEN-Japan
Global Ecovillage Network International は、1995年に発足し、国連のECOSOC(社会経済理事会)の諮問団体として、持続可能な社会にむけた世界各地の典型事例のネットワークと紹介、人材養成をし、世界人類が持続可能な社会に生きられることを目的とした慈善団体です。GEN-Japanは、その日本の事務局として2016年に発足し、アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティに事務所を置きながら、ユネスコ認証の教育プログラム・ガイアエデュケーションの実施、日本の事例と世界をつなぐネットワーク活動を行っています。

主催:NPO法人えこびれっじネット日本GEN-Japan
共催:NPO法人鈴鹿循環共生パーティー(SJP)、アズワンネットワーク 
後援:NPO法人循環共生社会システム研究所(KIESS)、Global Ecovillage Network(GEN) International

3/31 新たなエコビレッジづくりの胎動 in 新大阪

投稿日: カテゴリー: イベントお知らせ

~環境先進国ドイツ市民に学ぶ・私たち人類の生き残りをかけて~

 過度な経済活動によって、予想以上の速さで気候変動が進み、世界各地でかつてない自然災害が続くようになりました。
 日本でも、市民主体で安心できるコミュニティを作ろうという人たちが、力を合わせて具体的に動き始めています。
 NPO 法人えこびれっじネット日本GEN-Japan はそのような思いの人たちをネットワークし、各地に個性豊かな、持続可能な地域が実現できるようにサポートを続けています。
 今回、環境先進国ドイツからエクハルト・ハーン博士をお招きし、日本のマスコミにはまだ取り上げられたことがない、市民による新たな街づくりの活動を紹介します。同時に日本の新しい動きも取り上げながら、これから10年の方向性を、私たちの生き残りをかけて一緒に考えていきます。 

「ドイツ最新事情ーエコビレッジ・エコカレッジと難民との共存」
  エクハルト・ハーン(ドルトムント大学教授)
 *環境先進国としてはもちろんのこと、さらに、ベルリンの壁の教訓から多くの難民を受け入れ、パートナーとして共に新しい社会創造に向けて動き始めているドイツ

「新たなエコビレッジづくりの胎動-人類の生き残りをかけて」
  内藤正明(京都大学名誉教授)

「アズワンネットワーク鈴鹿の試みから」
  小野雅司(サイエンズ研究所)
 *都市をそのまま新しい社会にしていくモデルとしてCOP21 で紹介されたアズワンネットワーク鈴鹿コミュニティの最新情報

「GEN-Japanガイアエデュケーションの報告とこれから」
  片山弘子(GEN-Japan代表理事) 
 *2017年から日本でもスタートしたユネスコ認証教育プログラムの概要と、修了生たちが始めている各地の動きの紹介

場 所: KOKOPLAZA (新大阪駅東口より徒歩7分) 
     https://kokoplaza.net/access/
     〒533-0033 大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目13-13
日 時: 2019年3月31日(日)
     13:30~17:00 (13:00~受付)
参加費: 2000円 (GEN-JP会員、学生1000円)
定 員: 50名
申込先: https://goo.gl/forms/Xl3x1zNOb2kU2Aya2

講演者:
●エクハルト・ハーン(ドルトムント大学教授) 
ベルリンの復興計画、EU環境部会アドバイザーなど歴任後、現在ドルトムント大学院大学教授。従来型の都市計画や建築を見直し、人間行動学をベースに、話し合いから始まる環境調和型コミュニティづくりを提案。日本文化の中に自然と人間の共生への可能性を見ている。

●内藤正明(京都大学名誉教授)
国立環境研究所等歴任後、現在滋賀県琵琶湖環境科学研究センター長、NPO法人循環共生社会システム研究所代表。京都・滋賀・兵庫で環境政策に関わる。鈴鹿カルチャーステーション名誉館長。著書『持続可能な社会システム』岩波書店 『まんがで学ぶエコロジー』昭和堂

●小野雅司(サイエンズ研究所研究員)
人と社会の本来の姿を明らかにする研究活動と同時に、コミュニティづくりに関する教育プログラムに携わり、また、日本、韓国、ブラジルなど各地のコミュニティづくりの実践的サポートを進める。

●片山弘子(NPO法人えこびれっじネット日本 GEN-Japan代表)
2009年から鈴鹿コミュニティに在住し、サイエンズメソッドによる教育プログラムの創設運営に従事。2017年から、GEN-Japan代表として、ユネスコ認証の教育プログラム「ガイアエデュケーション」を主催している。

GENとGEN-Japan
Global Ecovillage Network International は、1995年に発足し、国連のECOSOC(社会経済理事会)の諮問団体として、持続可能な社会にむけた世界各地の典型事例のネットワークと紹介、人材養成をし、世界人類が持続可能な社会に生きられることを目的とした慈善団体です。GEN-Japanは、その日本の事務局として2016年に発足し、アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティに事務所を置きながら、ユネスコ認証の教育プログラム・ガイアエデュケーションの実施、日本の事例と世界をつなぐネットワーク活動を行っています。

主催:NPO法人えこびれっじネット日本GEN-Japan
共催:NPO法人鈴鹿循環共生パーティー(SJP)、アズワンネットワーク
後援:NPO法人循環共生社会システム研究所(KIESS)、Global Ecovillage Network(GEN) International

新しい方向を示す流れを生き生きと生み出せる道

投稿日: カテゴリー: genお知らせ

片山弘子(GEN-Japan代表)

世界の人口の大半が都市部に集中している中で、いかにグローバリゼーションから独立した暮らしや新しい経済を都市部に生み出していけるでしょう。
新しい方向に向けて、人々が安心して進んでいきたくなるように、どう誘導していけるかが緊急課題となっています。

COP24会場でのGENの仲間たち

エコビレッジの仲間とともに@アジアオセアニア

◆アジアオセアニア14カ国から、COP24から

12月12日~16日は、バンコクのWongsanit Ashramが会場の、GEN(グローバルエコビレッジネットワーク)アジアオセアニアGENOAのミーティングに出席しました。Wongsanit Ashramは、アジアを代表するエコビレッジの一つとして、また社会活動家の拠点、あるいは学び舎として、30年前からたくさんの人たちが関わって作られてきた美しい場所です。ちょうどバンコクは乾期で、朝晩は少しひんやりするくらい。蚊よけに塗ったハッカ油がよくきいて、すごしやすい毎日でした。

数年ぶりの集会ということで、アジアオセアニア14カ国から、30代を中心に50人を超える参加者がありました。さらにポーランドで開催のCOP24に出席していたGEN代表のKoshaさんたちも、その流れで直接バンコクに参加して、現状を確認しあい、来年以降を展望することができました。

各地での活動は、日本と比べてなかなか厳しい状況ですが、真剣な中にも、楽しさいっぱい若さと元気がいっぱいです。誰かが持ってきた太鼓をたたくと、すぐに歌いだしたり踊りだしたり、自分の置かれた状況を苦にせず、素直に生きている人たちでした。ちょうど私自身の息子や娘たちと同年代のたくさんの若い人たちに囲まれ、「HIROKO,HIROKO」と慕われて、一度に50人の新しい子どもたちと出会えたような、幸せなひと時をすごしてきました。

GEN代表のKosha(写真右)とGENOA代表のTrudyと片山弘子さん(真ん中)

◆行き過ぎた資本主義を見直す「薬」としての役割

日本ではほとんど報道されませんが、ヨーロッパでは特にIPCCの最新の情報を市民が真剣に受け止めているという報告がありました。世界観・社会システム・経済・環境のどれが欠けても持続可能にはならない。特にこれからの10年は、それら4分野にわたる総合的な社会変革が求められています。それにはその理解に立った将来像を共有する動きが急がれています。世界総人口に対して、エコビレッジは、あまりにも数が少ないですが、COP21からCOP24までの間、世界のエコビレッジは、未来社会への一つの大きなヒントとして、その存在がクローズアップされてきました。

存在すべてをお金に置き換えてみていかざるを得ない現行経済とその文明によって、人間も含めてすべてが利益追求の道具となり、取って、使って、捨てていくという社会システムの中で、いまや気候変動が常の状態となりました。

エコビレッジは救命ボートとしては圧倒的に数が足りませんが、アジアオセアニアも、ヨーロッパやアメリカでの活動も、今の私たちのグローバリズムに依存した経済活動や暮らしを見直し、あらたな文明の方向にヒントを示すための薬としての働きが、注目されるようになってきました。

2020年からパリ協定が具体的に動き出すのですが、しあわせの経済、ローカリゼーションの新しい風を2019年度、2020年度と吹かせていきながら、若い人たちに実践的な輪が広がるようにしていきたいーー、そんな共通の願いを確認し合いました。

ポーランドで開催のCOP24のみなさんへ
GENOA参加者からのビデオメッセージ。GEN代表のKoshaさんのスピーチです。

GENのアジア、オセアニア会議(GENOA)で

◆アズワンネットワークがなぜ注目されているのか

会場に集まっていた人たちを紹介します。
スリランカの歴史的な農村自立をはかってきたサラボダヤ運動から新しい世代。文字を読めない女性の経済的自立を図っている人たち。インドからは世界的に著名なオーロヴィルの個性豊かな若者たち。フィリピンやインドネシアからは農村部で資本主義的農業から独立していこうとしている人たち。カンボジアからは内戦によってインテリ層が殺され、社会実態をつくるための人材を育てるところから活動しているグループ。地雷の撤去をしながらコミュニティづくりを支援している学習支援組織。中国からは上海に近い農村部の古い共同体に集まってきた都会の若者が活躍しているサンシャインコミュニティ。台湾からはパーマカルチャーの活動をしている若者たち。韓国からソウル市内で若者たちをつなぐ都市型エコビレッジを模索しているグループ。そして、オーソトラリア、ニュージーランドのコミュニティの人たちがあつまっていました。

そこにイギリスのフィンドフォンからコーシャさん、スエーデン出身の教育部門担当のアンナさん、ドイツやフランスからの活動家も参加してきました。

そこでアズワンネットワークの紹介をさせてもらいましたが、そこで参加者から大きな拍手がわいたので、その反応にとても驚かされました。
なぜ注目されたのか具体的に挙げてみると、都市部でコミュニティビジネスを成功させながら、その職場づくりにおいては人の幸せのための経済活動を模索し実現を見ていること。またコミュニティ内部においては、大きな家族のように機能して、子供から病床にある人まで、お金のために何かを犠牲にしないでよいこと。スペースJOYの紹介には素朴な笑顔でいっぱいの拍手がわいて、アジアの人たちには、この大きな家族のような経済はとても近い感覚なのだろうなあと感じさせられました。

さらに注目されたのが、鈴鹿だけではなくて、各地での会社づくりやシェアハウスの運営に生かされつつあることで、そうした各地の動きがネットワークとして連絡を取り合っていることでした。

中国、韓国から来た若者たちとインド・オーロビルの若者たち

オーロビルのカビータ、フィリピンのジェローム

◆当たり前となっているBelief Systemをどう問い直せるか

人間は人間同士で広く認識や情報を共有しながら、実際の基盤だけではなくて、フィクションやシステムを作り上げて圧倒的な協力体制が出来ることで、個体としての弱さを克服して長い時間生きのびてこられました。しかし実際と合わないシステム、たとえば昨今の資本主義体制では自らの生存基盤を破壊していますが、それにも気付かない状態です。無意識のうちに価値観が形成・支配されて、人間への不信に生きるようになってしまった。人への信頼をお金に換え、人との間に隔てをつくるのが当然となっている「価値観」。お金ないしは、価値の交換があれば解決できると思い込んでいる無明。そこからどう実際の世界に向けて自由になれるのか。地球上の他の生物は交換しないでも生きているのに、最も優れた知能を備えているといわれる人間がなぜそうした生き方にとどまっているのでしょう。

人と一緒にいると、それぞれの個性や人間としての価値が社会の中で無視されるような恐れを持ちがちですが、そんな過去に戻ることではない。そこに最も注目が集まりました。

価値観については、どの人にとってもあまりにも当たり前になっているので、本当はどうだろうか、と問い直すことさえできないのが普通です。そこをゼロからの観察と対話によって実現し、鈴鹿だけではなく、各地でそれぞれに合う展開を始めている点に、スエーデン出身の教育部門担当のアンナさんは注目し、サイエンズメソッドをグローバルエコビレッジネットワークのなかでオープンソースとして公開していこうという提案を頂きました。

来年1月から、私もGENOAのこれからのビジョンを描く委員として、また世界全体のGENのネットワーク運営委員としても、会場に集まった皆さんから選出していただき、これから、いまの日本の活動を世界につなぐ仕事を進めていくことになりました。2020年のCOP21パリ協定の実行がはじまりますが、そこに合わせて、日本でのエコビレッジ国際会議開催の可能性など検討も始めつつあります。(おわり)