アースデイ鈴鹿

投稿日: カテゴリー: Event

音楽と語り合い
オープンマイク&Gaiaユース参加生との交流

「地球に対して私たちは何ができる?」

普段、わたしたちを育ててくれている母なる地球、

GAIAのことを忘れていませんか
私たち全員が母なる地球、

GAIAの子供であることを思い出しましょう
地球上すべての存在
海も山も木も草も生き物も
すべては

地球の子供であり
私たちの兄弟姉妹であることを思い出しましょう
母なる地球、GAIAに感謝して
その気持を形にしていきましょう

みんなで!

https://earthdaysuzuka.wixsite.com/2022

「コミュニティから始まる平和な世界」 ~グローバル経済の終わりの始まり~ GaiaEducation2022年4月公開講座 辻信一

投稿日: カテゴリー: EventGaia
GEN-Japanガイアエデュケーション2022 、いよいよ始まります。
私たち人間は、分けようがない、絶えず変化し続けるすべてと循環共生しながら存在する動物ですが、あたかも個人個人で別々に生きられると錯覚しがちです。
第1回公開講座は、辻信一さんから、この惑星の上に存在する人間として、ローカルに、コミュニティで日々の暮らしを紡ぐことが、すなわち世界と共存するという道について、話していただきます。
 
~”あいだ”の思想とグッド・ネイチャー・アクティビズム~
                          辻信一
戦争やコロナ禍、そしてこれから厳しさを増す気候変動といった、危機の深まりのなか、静けさや暗さや重さ、不安や寂しさや憤りさえも糧として、一人ひとりのうちに、味噌のように発酵してきた新しい物語へと、いよいよ踏み出す時だ。
セパレーションからリレーションへ。分離からつながりへ。
「あいだ」としての自分自身をいたるところに見出し、「あいだ」としてのコミュニティで出会おう。
 
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日 時:2022年4月16日(土)13:30-15:30
会 場:オンライン
申込先:https://gaia2022-4-16.peatix.com/
参加費:無料
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<辻信一氏プロフィール>
文化人類学者、環境=文化NGO「ナマケモノ倶楽部」代表、明治学院大学名誉教授。
1952年生まれ、1977年北米に渡り、カナダ、アメリカの諸大学で哲学・文化人類学を学び、1988年米国コーネル大学で文化人類学博士号を取得。1992年より2020年まで明治学院大学国際学部教員として「文化とエコロジー」などの講座を担当。またアクティビストとして、「スローライフ」、「ハチドリのひとしずく」、「キャンドルナイト」、「しあわせの経済」などの社会ムーブメントの先頭に立つ。『スロー・イズ・ビューティフル』、『常世の舟を漕ぎて』など著書多数、映像作品に『アジアの叡智』(DVDブックシリーズ、現在8巻)など。

GEN-Japan News Vol.6

投稿日: カテゴリー: メルマガ
人類は、一人一人は知能的にも身体的にも他の動物より弱いにもかかわらず、過去に幾多の危機に瀕して、その弱さゆえに力を合わせて生き残ってきたと言われています。私たちの中にもともと備わっている真理の働きは、怒り、さみしさや絶望に飲み込まれたように見える時でさえ、常に私たちを生かし続けようとしているようです。

どんな時にも、すべてを糧として、本当はどうかと絶えず問いかけながら、知恵と力を合わせて楽しく生き抜いていく、しなやかな人生の醍醐味を知っていきたいものです。

人として、協力し、互いを発揮しあいながら足元から理想を実現していきましょう。
GEN-Japanは、日本や世界の皆さんと力を合わせ、学びとネットワークの活動をたゆまず続けていこうとしています。
 
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Gaia Youthの若者たち 第1期

投稿日: カテゴリー: Gaia Youthtopics

「あれ?人間ってもっと暖かくて、もっと豊かな力が眠っているのかもしれない–」(桃北真有佳 22歳 埼玉)

よく笑い、時に涙し、本当によく食べ、よく探究した4泊5日の合宿コースでした。

3月24日~28日まで鈴鹿市南部に広がる生物多様性地域を舞台に、第1回GEN-Japanガイアユースを開催しました。各地から集まった10人余りの参加者とスタッフ総勢15人で、里山体験と、都市型開放型のエコビレッジとして知られるアズワン鈴鹿コミュニティに触れながら、これからの自分の生き方と新しい社会づくりについて、実践的に探究しました。
お互いにお互いを見ながら、気づき合う姿は本当にすがすがしいものでした。初対面同士で最初は緊張気味だったにもかかわらず、5日間で互いに変化を喜び合えるような、心通うようになっていくプロセスに、自身の可能性や平和への可能性を強く感じたようです。
事前のアンケートに、「幼いころから、どうしたら戦争はなくなるのか、どうしたらみんなが平和に幸せに、豊かに生きられるのか。」「人が人らしく生きることと、地球上のすべての存在と矛盾なく調和していきたいが、どうあったらそうなれるのだろう」等そんな問いがずっと心の片隅にあり、半ばあきらめかけながらも、もしかしたらその可能性があるかもしれないと思って参加した人たちです。

GEN-Japanガイアユース、「世界観・社会・経済・環境という4次元の領域を統合的に学ぶ4次元デザイン教育」と同時に、5日間を通して切れ目なく行われる、「内省による対話・会話と探究」の、2本の柱で、持続可能な社会を実現できる人になるための基礎コースが展開されました。

初めて過ごす時間。言葉を脇において、視線を交わし、小森伸一さん(東京学芸大学教授・ホリスティック教育)と一緒に、体を使って知り合う自己紹介からスタートしました。

世界観

続いて、「ホリスティック」とはどういうことか小森さんからお話を聞いた後、里山に移動。

 

木立の中を歩きながら、人に触れながら、鳥の目になって世界を俯瞰し、虫の身になって土を感じ、空を見上げました。人の手が程よく入って、手入れされた里山には、食べごろのシイタケもたくさんありました。木の根元や草むらに自分の居場所を見つけて座ってみました。太陽のぬくもり、風に運ばれる雨のにおい、土の湿り気、まだ幼い鶯の鳴き声に思わず笑い声。朝日を見ながら、火を囲んで暖を取る。パンを焼いて頬張りながら、一日が始まり、お風呂に一緒に入って語り合ったり、いろいろな場面で、切れ目なくつながりの中にあり変化していることを感じる時間がたっぷりありました。
こうした自然界の恵みに抱かれ、今、ここにいることができる。普段は忘れている地球や自然のなかに、私たち人間が生き、社会を創って、様々な行為をしていることが浮かび上がりました。ここでどうやって調和して生きていくことができるでしょう—-

社会

本当に一人一人がそれぞれらしく生きられる社会とは、

どんな社会でしょうか。GEN-Japanガイアエデュケーションとガイアユースが、特に力点を置いている領域です。学びの場面だけではなくて、暮らしを含めたプログラム全体を通して、絶えず内省と会話による探究がベースになっています。
何をやっても、温かな心の通い合う人と人の間柄であるかどうかが、生きている足元の社会の質を決定します。
参加したお互いの中で、その原体験をすることが、これからを生きる上で、何よりの財産になっていきます。

特に意識化されにくい、これまでの経験からあたかも実際であるかのように思い込んでいる、人に対しての恐れや不安が、温かい空気を周囲から感じ取ったとたんに、薄れていきます。
あっという間に、自分やお互いの元々の願いに耳を傾け始めていきました。若者たちの生きるエネルギーは、そんな心の壁・バリアーを突き破って、もっと一緒にいたい、座って話したくなったり、あっという間に溶け合いたくなるようです。

  • 社会- NVCの基礎講座
    パーマカルチャーと平和道場(千葉県いすみ市)から中島美紗子さんを迎えて、非暴力コミュニケーションを学びました。日常で意識しにくい、一人一人の心の領域に関心を向けることを、NVCのアプローチから学びました。
    美紗子さんは、スタッフの岡田拓樹君と同じく、GEN-Japanガイアエデュケーションの一期生でもあり、元気に活躍しているのも嬉しい一コマでした。
中島美紗子さん(右から4番目)のガイドでNVCを学ぶ

経済

人を幸せにする経済、自然と調和し人と共に生きていくための経済とはどんな経済でしょうか。
何気ない毎日の暮らしが、知らないうちに、極端な貧富の差の上に成り立っていたり、どん欲さを当前とする人格破壊の引き金となったり、自然環境を壊して生きる基盤を根こそぎ破壊するような気候変動を引き起こすレベルになってきました。ここに至ってようやく現行の経済システムの不安定さ、真理に則さない人間観や世界観の上に組み立てられていることに気づき、見直しが世界各地ではじまっています。人が人らしく、自然界や世界と調和して生きられる、持続可能な経済システムが、地域ごとの循環共生の輪の中で創造されつつあります。

 今回は 千葉県いすみ市在住の NPOグリーンズ代表理事 greenz.jp編集長 鈴木菜央さんから、いすみ市での取り組みについておはなしいただきました。特に鈴木さんご自身が、今のような問題意識をもって世界を見つめなおすようになった経過は、20代前半の参加者のみんなとも重なるところも大きく、深く印象に残ったようです。市の行政と組んだりしながら、あるいは市民からの具体的な活動についてお話を聞きました。

トランジションタウンいすみの活動の一環として
いすみローカル起業フォーラムを毎月行っている 。
NPOグリーンズ代表理事 greenz.jp編集長 鈴木菜央さん
76年バンコク生まれ東京育ち。ソトコトで編集などを経て2006年にウェブマガジン「greenz.jp」を創刊。千葉県いすみ市在住。

 千葉県いすみ市は、都心から一時間少しの距離ですが、豊かな里山・里海に恵まれて、首都圏からの移住者も多いところです。市民の「自然と共生する暮らし」への意識ももともと高いことでも知られていますが、行政の人たちと協力して鈴木さんたちが進める啓発活動で、有機米が学校給食で使われる動きが広がっています。地元の人たちと新しく移住してきた人たちをつなぎ、トランジションタウンいすみの活動として、地域通貨「米」やいすみローカル起業フォーラムの毎月開催など、活発に活動が続けられています。

人が幸せになる経済活動とは
>>>アズワン鈴鹿コミュニティの話し合いをベースにした経済活動を見学して

参加者のみんなと同世代のレオ君たちから話を聞きました。いろいろ失敗もありながらも、それも糧として、毎日取り組んでいる姿が印象に残ったようです。

最後に、コミュニティ・スペースJoyを見学し、150人のコミュニティメンバーが、お金を介在させない、贈り合いの経済を日々行っている様子に触れました。

環境

鈴鹿の里山での活動や、アズワンの農場-弁当屋さんー食卓までのフードロスが出ないコミュニティの暮らしに触れました。
まだ食べられるのに捨てられる食べ物をフードロスといいます。日本の年間の食品廃棄物2550万トンのうち、646万トンがまだ食べられる状態ですが、その半分は家庭から廃棄されています。ごみとして廃棄された食料は、運搬や焼却で、温室効果ガスを発生させますが、世界の温室効果ガスの10%がフードロスに関連しているとUNE’Pでは報告されています。さらに日本は、食料の半分以上を輸入しているために、その輸送や冷蔵のためにもエネルギーを使います。
家庭から、そして一つ一つのコミュニティから、人と人が協力することでフードロスが出ない暮らしのシステムを創ることができます。

 

総合デザイン どう実現していくか

コミュニティづくりの経験に学ぶ

総合デザインをする前に、22年間のコミュニティづくりの経験から見えていることなど、小野雅司さん(アズワンコミュニティ・サイエンズ研究所)から聞きました。

総合デザイン 
どんな社会に生きてきたいか、どんな自分になってきたいのか
4泊5日を一緒に暮らしながら学んでみて、自分自身は、実際どうしてきたいだろうか。静かに自分に問いかけながら、最後に一緒に学んだ仲間たちの前で発表し、聴き合う時間を持ちました。

感想レポートはこちらから

新しい歌も生まれました。
桃北真有佳さんの詩を、カリンバの音色で合唱した、別れ際のひととき。