私たちは生まれた時から、すでにお金があって当たり前の世界に生きてきた。さらに、「人間の本質が利己的・対立的・攻撃的」という人間観で組み立てられた経済と社会に生れ落ち、それに適応して、「人よりお金が信頼できる」のが普通になった心の状態をつくりだしているようだ。一見、私たち人間はいつまでも奪い合いや争いをやめられないように見える。しかし実際はどうだろうか。
昨夜は、ヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんを囲んで、18か国語にビデオを翻訳したそれぞれの担当者が世界から集って語り合うことができた。その中で、GEN-Japanガイアユースを卒業した女学生が、人間の本質について冒頭に語られていた内容に感動したと発言し、ヘレナさんはじめ参加者全員で、本来の人間性の探究のないものには、どのような方法をもってしても持続できないことを語り合った。医師であり神経生理学の専門家ガボール・マテは、「利己的・対立・攻撃的と私たちが呼ぶものを支えるシステムは、もともと人間の神経生理系には存在しない」と明快に語っている。
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