Mail News20250203【いま、足元から創ろう モノの環 人の輪 未来可能社会】

つながる皆様 こんにちは! 片山弘子です。
大きな変化の年と言われる2025年、はや一か月がたちましたね。

GEN-Japanは2025年秋からの本格スタートを前に、これまでのガイアエデュケーション卒業生が繰り広げる活動の見える化と紹介から始めています。
今年は、各地でエコビレッジづくりを進められている皆さんや、多様な領域のChange Makerの皆様と具体的に協力して、災害や大きな変化にもしなやかに対応できる道をつくっていきたいです! 

情勢としても自治体と組んだエコビレッジづくりが各地でみられるようになり、たとえば新井和宏さんたちのコミュニティ通貨ユーモ(eumo)が江津市とエコビレッジ創りを始めるなど、未来への新たな可能性が見えてワクワクしているところです。

これまで持続可能性( Sustainability、 Regenerativeなど)と表現してきましたが、従来のままであり続ける「持続」という静的な可能性ではなく、これからの未来を創り出せる動的可能性として、未来可能性 Futurability(日高敏隆 動物行動学者 / 京都大学名誉教授)という表現に出会うことが出来ました。 
 世界が大きく動いているいま、未来可能な社会への方向性を端的に打ち出すことが、多くの皆様の願いと重なることと思います。
未来可能社会を力を合わせて創り出すことが、次世代への最大の贈り物であり、私たち世代の生き甲斐ではないでしょうか。
 
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1月の活動報告
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★「世界を歩きながら出会った人々共に」 1月12日オンライン講座
ヨハネス・フィスター氏 ~経営コンサルタントから学びの場づくりへ~

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JohannesPhister氏は、エモリー大学でMBAを取得後、15年にわたり欧州でリーダー育成やシステムイノベーションの教育に従事してきましたが。2008年からUnaVisionイニシアチブを通じてエコビレッジづくりに尽力してきました。https://unavision.eu/

現在、UnaVisionに賛同する世界各地のエコビレッジを舞台に、次世代が現場で学びながら自由に交流できる場づくりをスタートしようとしています。
日本に続いて台湾、続いてインドで活動した後、3月にドイツに帰国予定。6月にUnaversity活動を開催予定で、世界各地の賛同者が一か月間合宿する予定です。

◎講座内容を理解するための背景についてmemo (内藤正明 京都大学名誉教授)
https://docs.google.com/document/d/1bW4QMofE8B8p4DCSfaHQQ43CPqrDr4nt/edit

<参加者の反応など>
◎マスコミの情報がどれほど人々を分断させているか。中国で人々に直接話しかけながら、他の国で人々と接したのと同様に、無作為に「あなたは本当は何がしたい?」と語りかけて歩いてつかんだ人間性への信頼に、希望を持ちました。
直接対話しながら世界の若者が交流していける道を創るという構想に希望を感じました。協力したい。
生易しい気持ちでは解決できないという内藤先生からの指摘に応えて、それでも足元に私たちはリンゴの木を植えると答えている自分がいます。
世代間がひとつにつながる対話が必要ではないかと思っています。

<質問>
◎これからの世界経済の動向をどう見ていますか。
ーーーJohannes ヨーロッパではいまも多くの失業者が見られますが、今後はそれを相当上回る事態に至るとみています。激しい気候変動などによって、これまで安全安心を保証すると思われていたお金や財産が通用しなくなる。それに代わって、人への信頼が財産になる社会が生み出せるようにしたい。信頼できるセーフティネットを私たち自身が協力して創ることが必要です。
内藤教授が指摘したように、いま政治経済の信頼できる国が見られなくなっていますが、先月滞在していた中国では、むしろ真面目に人々の暮らしを守れるエコビレッジづくりが農山村で急速に進んでいるようで注目していますーーー

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★ガイアエデュケーション卒業生の活動報告
4D(世界観、社会、経済、環境)を 、 聴き合う話し合い、対話による運営によってホリスティックにバランスさせながら活動を進めている、1期~7期までのみなさんの多様な活動を順次紹介します。

①necoイズム・ツナグみらい
「自然と暮らしの中で ありのままの自分とつながろう!」
 
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沖縄県南部の自然と文化の残る 南城市に あります。 人と自然 との関係を取り戻すことで 心身ともに 豊かな暮らし をしています。子供を真ん中に置き” のびのび育つ” 自然体験や暮らしの 体験 持続可能なパーマカルチャーの 体験 ワークショップなど開催してきました。
シェアスペース シェアカフェ シェアハウス なども 準備中です 短期のホームステイも募集。

→詳細は https://gen-jp.org/2024/12/27/neco/

 
②めぐるコミュニティ びたら村
「自然と人 暮らしがめぐる びたら村」

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ここは山梨県北杜市白州町にて自然と循環する農的な暮らしの拠点を持ち、近隣に住む村民と、遠方から通う村民によって作られているユニークなエコビレッジです。
2010年から2023年まで、自然循環型オーガニックファームとして歩んできた、「ぴたらファーム」の理念と暮らしの場を引き継ぎ、2024年よりその場を村民に開放しています。 
 
カテゴリ: エコビレッジ、シェアハウス、パーマカルチャー、  
        エコファーム(自然農など)
対応言語: 日本語・英語
代  表: なし ぴたら村事務局
設  立: 2010年びたらファーム発足
      2024年びたら村
村民&サポーター募集中
詳細は→ http://gen-jp.org/2025/01/20/pitaramura/

編集後記
*来年度に向けた理事会を本日2月3日開催。近況報告では、それぞれの地域や拠点で、地域電力の自給活動や、文化による町おこし、子供たちの新しい学び場づくりなど実働の話題が飛び交いました。私たちの間からもあらたな胎動が始まっているようで、わくわくしています。