Ecoveresities Alliance Asia に招待 (1)

投稿日: カテゴリー: GENOAtopics

2022年9月13日~16日、タイ王国の首都バンコク近郊で開催されたEcoversities Alliance(エコバーシティ・アライアンス)の第1回アジア集会で、ガイアユース修了生たち20代の3人が経験を発表ました。きっかけは、このエコバーシティという、2015年から始まった「高等教育を見直し新たな学びを生み出そう」という、世界的な教育運動のアジアでのスタート集会に、アズワン鈴鹿コミュニティが招待され、コミュニティの経験を紹介するだけでなく、そのベースの上に学びが展開されているGEN-Japanガイアユースを紹介することになったものです。

会場となったWongsanit Ashramワンサニットアシュラムには、フィリピン、シンガポール、ブータン、ベトナム、タイ、ヨーロッパから合計35人余りの参加者が集合しました。それぞれ真摯で具体的実践が紹介されるビデオを見ながら、エコビレッジやコミュニティベースの学びが、具体的にどれだけ効果的かを感じさせられました。
また、ガイアユースの若者たちがアライアンスの輪の中に温かく迎えられ、のびのびと国際的な実践者たちとつながり、学びを深めていく様子に、力強い未来への可能性を感じました。
来年3月のガイアユースにイギリスやインド、タイから参加希望者も現れ、新たに若者たちの国際交流がはじまっています。

★教育の再創造 – エコバーシティ https://ecoversities.org/
Ecoversities Allianceは、再生可能な人間らしい社会を実現するための高等教育や、コミュニティ、エコロジー、地域経済、そして懐かしい故郷に帰る感覚を育みながら、地域に根ざした学習スペースの再構築に取り組む世界中の学習実践者のコミュニティです。これらの多くは、さまざまな草の根運動、社会運動、エコロジー運動、先住民族コミュニティなどとつながっています。


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Planet Local:静かなる革命

投稿日: カテゴリー: Movietopicsしあわせの経済
Local Future Japanのメンバーとして、GEN-Japanは字幕の和訳をしました。グローバル経済の課題と、ローカリゼーションがなぜ地球環境をはじめとする世界の課題に有効なのか、理解とともに、これからの時代を俯瞰するにも、よい資料となっていると思います。これが正しいと決めないで、資料として探究していきたい。私たちの生き方や行き先、幸福観を見直したいですね。
Planet Local:静かなる革命
プロデューサー:ヘレナ・ノーバーグホッジ
制作;ヘンリー・コールマン氏ら
和訳チーム:Local Future Japan (井上孝史・笹森瑞希・橋本圭四郎・吉田直美)
日本語編集:片山弘子
出演:世界各地から識者や実践家、日本からは辻信一さん、堤未果さん・川田龍平さん・山田正彦さん
ガイアユース生も10秒くらい焚火の周りの様子が出ています😄

Gaia Youthの若者たち 第1期

投稿日: カテゴリー: Gaia Youthtopics

「あれ?人間ってもっと暖かくて、もっと豊かな力が眠っているのかもしれない–」(桃北真有佳 22歳 埼玉)

よく笑い、時に涙し、本当によく食べ、よく探究した4泊5日の合宿コースでした。

3月24日~28日まで鈴鹿市南部に広がる生物多様性地域を舞台に、第1回GEN-Japanガイアユースを開催しました。各地から集まった10人余りの参加者とスタッフ総勢15人で、里山体験と、都市型開放型のエコビレッジとして知られるアズワン鈴鹿コミュニティに触れながら、これからの自分の生き方と新しい社会づくりについて、実践的に探究しました。
お互いにお互いを見ながら、気づき合う姿は本当にすがすがしいものでした。初対面同士で最初は緊張気味だったにもかかわらず、5日間で互いに変化を喜び合えるような、心通うようになっていくプロセスに、自身の可能性や平和への可能性を強く感じたようです。
事前のアンケートに、「幼いころから、どうしたら戦争はなくなるのか、どうしたらみんなが平和に幸せに、豊かに生きられるのか。」「人が人らしく生きることと、地球上のすべての存在と矛盾なく調和していきたいが、どうあったらそうなれるのだろう」等そんな問いがずっと心の片隅にあり、半ばあきらめかけながらも、もしかしたらその可能性があるかもしれないと思って参加した人たちです。

GEN-Japanガイアユース、「世界観・社会・経済・環境という4次元の領域を統合的に学ぶ4次元デザイン教育」と同時に、5日間を通して切れ目なく行われる、「内省による対話・会話と探究」の、2本の柱で、持続可能な社会を実現できる人になるための基礎コースが展開されました。

初めて過ごす時間。言葉を脇において、視線を交わし、小森伸一さん(東京学芸大学教授・ホリスティック教育)と一緒に、体を使って知り合う自己紹介からスタートしました。

世界観

続いて、「ホリスティック」とはどういうことか小森さんからお話を聞いた後、里山に移動。

 

木立の中を歩きながら、人に触れながら、鳥の目になって世界を俯瞰し、虫の身になって土を感じ、空を見上げました。人の手が程よく入って、手入れされた里山には、食べごろのシイタケもたくさんありました。木の根元や草むらに自分の居場所を見つけて座ってみました。太陽のぬくもり、風に運ばれる雨のにおい、土の湿り気、まだ幼い鶯の鳴き声に思わず笑い声。朝日を見ながら、火を囲んで暖を取る。パンを焼いて頬張りながら、一日が始まり、お風呂に一緒に入って語り合ったり、いろいろな場面で、切れ目なくつながりの中にあり変化していることを感じる時間がたっぷりありました。
こうした自然界の恵みに抱かれ、今、ここにいることができる。普段は忘れている地球や自然のなかに、私たち人間が生き、社会を創って、様々な行為をしていることが浮かび上がりました。ここでどうやって調和して生きていくことができるでしょう—-

社会

本当に一人一人がそれぞれらしく生きられる社会とは、

どんな社会でしょうか。GEN-Japanガイアエデュケーションとガイアユースが、特に力点を置いている領域です。学びの場面だけではなくて、暮らしを含めたプログラム全体を通して、絶えず内省と会話による探究がベースになっています。
何をやっても、温かな心の通い合う人と人の間柄であるかどうかが、生きている足元の社会の質を決定します。
参加したお互いの中で、その原体験をすることが、これからを生きる上で、何よりの財産になっていきます。

特に意識化されにくい、これまでの経験からあたかも実際であるかのように思い込んでいる、人に対しての恐れや不安が、温かい空気を周囲から感じ取ったとたんに、薄れていきます。
あっという間に、自分やお互いの元々の願いに耳を傾け始めていきました。若者たちの生きるエネルギーは、そんな心の壁・バリアーを突き破って、もっと一緒にいたい、座って話したくなったり、あっという間に溶け合いたくなるようです。

  • 社会- NVCの基礎講座
    パーマカルチャーと平和道場(千葉県いすみ市)から中島美紗子さんを迎えて、非暴力コミュニケーションを学びました。日常で意識しにくい、一人一人の心の領域に関心を向けることを、NVCのアプローチから学びました。
    美紗子さんは、スタッフの岡田拓樹君と同じく、GEN-Japanガイアエデュケーションの一期生でもあり、元気に活躍しているのも嬉しい一コマでした。
中島美紗子さん(右から4番目)のガイドでNVCを学ぶ

経済

人を幸せにする経済、自然と調和し人と共に生きていくための経済とはどんな経済でしょうか。
何気ない毎日の暮らしが、知らないうちに、極端な貧富の差の上に成り立っていたり、どん欲さを当前とする人格破壊の引き金となったり、自然環境を壊して生きる基盤を根こそぎ破壊するような気候変動を引き起こすレベルになってきました。ここに至ってようやく現行の経済システムの不安定さ、真理に則さない人間観や世界観の上に組み立てられていることに気づき、見直しが世界各地ではじまっています。人が人らしく、自然界や世界と調和して生きられる、持続可能な経済システムが、地域ごとの循環共生の輪の中で創造されつつあります。

 今回は 千葉県いすみ市在住の NPOグリーンズ代表理事 greenz.jp編集長 鈴木菜央さんから、いすみ市での取り組みについておはなしいただきました。特に鈴木さんご自身が、今のような問題意識をもって世界を見つめなおすようになった経過は、20代前半の参加者のみんなとも重なるところも大きく、深く印象に残ったようです。市の行政と組んだりしながら、あるいは市民からの具体的な活動についてお話を聞きました。

トランジションタウンいすみの活動の一環として
いすみローカル起業フォーラムを毎月行っている 。
NPOグリーンズ代表理事 greenz.jp編集長 鈴木菜央さん
76年バンコク生まれ東京育ち。ソトコトで編集などを経て2006年にウェブマガジン「greenz.jp」を創刊。千葉県いすみ市在住。

 千葉県いすみ市は、都心から一時間少しの距離ですが、豊かな里山・里海に恵まれて、首都圏からの移住者も多いところです。市民の「自然と共生する暮らし」への意識ももともと高いことでも知られていますが、行政の人たちと協力して鈴木さんたちが進める啓発活動で、有機米が学校給食で使われる動きが広がっています。地元の人たちと新しく移住してきた人たちをつなぎ、トランジションタウンいすみの活動として、地域通貨「米」やいすみローカル起業フォーラムの毎月開催など、活発に活動が続けられています。

人が幸せになる経済活動とは
>>>アズワン鈴鹿コミュニティの話し合いをベースにした経済活動を見学して

参加者のみんなと同世代のレオ君たちから話を聞きました。いろいろ失敗もありながらも、それも糧として、毎日取り組んでいる姿が印象に残ったようです。

最後に、コミュニティ・スペースJoyを見学し、150人のコミュニティメンバーが、お金を介在させない、贈り合いの経済を日々行っている様子に触れました。

環境

鈴鹿の里山での活動や、アズワンの農場-弁当屋さんー食卓までのフードロスが出ないコミュニティの暮らしに触れました。
まだ食べられるのに捨てられる食べ物をフードロスといいます。日本の年間の食品廃棄物2550万トンのうち、646万トンがまだ食べられる状態ですが、その半分は家庭から廃棄されています。ごみとして廃棄された食料は、運搬や焼却で、温室効果ガスを発生させますが、世界の温室効果ガスの10%がフードロスに関連しているとUNE’Pでは報告されています。さらに日本は、食料の半分以上を輸入しているために、その輸送や冷蔵のためにもエネルギーを使います。
家庭から、そして一つ一つのコミュニティから、人と人が協力することでフードロスが出ない暮らしのシステムを創ることができます。

 

総合デザイン どう実現していくか

コミュニティづくりの経験に学ぶ

総合デザインをする前に、22年間のコミュニティづくりの経験から見えていることなど、小野雅司さん(アズワンコミュニティ・サイエンズ研究所)から聞きました。

総合デザイン 
どんな社会に生きてきたいか、どんな自分になってきたいのか
4泊5日を一緒に暮らしながら学んでみて、自分自身は、実際どうしてきたいだろうか。静かに自分に問いかけながら、最後に一緒に学んだ仲間たちの前で発表し、聴き合う時間を持ちました。

感想レポートはこちらから

新しい歌も生まれました。
桃北真有佳さんの詩を、カリンバの音色で合唱した、別れ際のひととき。

New Normal 感想の濃さと厚みにみえた未来への可能性

投稿日: カテゴリー: resourcestopics

暮らしのあるコミュニティ研究会 公開トーク視聴者感想

11月25日夜に開催した公開トークには多くの参加者がありました。参加申し込みの勢いを見て、21時30分で終わる予定を30分延長しましたが、退席する人もほとんどないばかりか、終了後も参加者の3割にあたる50通あまりの感想が寄せられました。3日間の合宿の空気がそのままトークの内容やお互いのやりとりに大きく影響していたと思います。

こたつを囲み、食事を共にし、温泉を楽しんで日頃の労を互いに労いながら、日本で先駆的な仕事をしてきた実務者たちが、現場から離れて日常を客観視することができしながら、語り合った、これまで、そしてこれから。
公開していない3日間の中身は、主に人と人の関係作り、その質のこと、一緒に暮らしながら運営している仲間とのこと、パートナーシップのことーー。継続して、この新たなコミュニティを育てていきたいです。

感想のほとんどは、トークで話されていた「.つながり」について反応するものでした。
(人と人・コミュニティとコミュニティ)について、あと、経済に関すること、運営に関することについて質問がありました。

その時の動画はこちら⇒ https://youtu.be/At3l73J3T8Q

●全体の感想

みなさんが本音で心からの言葉で語られていることに感動しています。一つ一つの言葉がまっすぐに響いてきました。未来には希望しかないと感じています。それは自分自身の日々の生活から来る実感です。血縁を超えた家族のような関係が広がっているのです。

実験は永続的につづく。変容しつづける組織であり続けることが重要

今までエコビレッジを実践されてきた先駆者たちが一同に集まり、体験から得た知恵を 出し合い、それを皆で集めて、日本の新たな時代への叡智にしてゆく、まさに彼らは 希望のトーチ(光の束)だと感じました、有り難いです。

●つながりの質を育てる、安心がカギ

皆様の脱力したトークに、心が安らぎました。結局は、どんなテクノロジーよりも人間。本当にその通りですよね。その人間の結びつき、つながりの質を保つことが、しかし簡単なようで難解。

初めの一歩は『宣言すること!』同じ思いの人が集まって集合意識を育てることでしあわせな暮らしの創造、実験、冒険が始まる!本当にそうだと思いました。そして、いかに安心して交流できる環境、土壌を作るか!やはり安心して心を育てあえる関係性をつくることがKeyになるのだなぁと再確認。

安心・安全な場づくりのために必要な関係性の土壌をどのように育むか?  関係性の土壌づくりのためには、人間の研究(サイエンズ・メソッドやNVCなど)とそれをコミュニティメンバーにどのように浸透させていくかだと思います。アズワン内での事例はある程度理解していると思いますが、コミュニティをまたいでどのように共有していけるでしょうか? 引き続き参加しながら考えていきたいです。

同時に自分ともコミュニケーション出来ていないことに氣付かされた。

自分の気持ちも大事にしながら相手も大事にする。という事を考えなければと思いました。

●コミュニティ同士のつながり

コミュニティを創られてきた方々が一同に集まってタッグを組まれることはとても未来に大きな希望があると思います。様々な所で変革が起きていると思います。 その地域にあったそれぞれのコミュニティの在り方、またそれが繋がることでとても豊かなつながりが生まれると思います。

新しくそうした地域コミュニティを作りたい「これから」の人たちも、そのプラットフォームに参加して情報を発信できたらいいなと思います。

コミュニティ作りの実際のワークよりも、人間関係が難しいというのは、自分が会社をやっているのもあって、想像出来てよく分かりました。 コミュニティ生活を送りたいと思う方全員共通で、「幸せになるために」「幸せとは」という思いで集まるという事も確信しました。 幸福感を感じていられるように、自分をメンテナンスするセルフワークと、コミュニティ(社会)へのgive back するワークの循環がバランスよく出来るライフスタイルを実践していける事がテーマなのかなと思います。

同じ夢や想いを胸に集まった人たちが、活動を始めて一緒にいる時間が長くなることで出てくるトラブルや壁にぶつかった時に、どんなふうにその壁を乗り越えることができたのか、または離れていったり分断したままになってしまった例があったとして、その時どのようにその経験を糧にしたのか。トラブルが起こったときの話し合いはみんなで?個別で?どんな言葉や行動が壁を乗り越える助けになりましたか?

●経済、お金について

今入っているコミュニティではお金が絡んできた時に、分裂状態になったことがあります。(現在進行中)。お金や所有の概念がいかに私たち大人の中にしこみんでいるか、実感していますが、お金に関しての絡みなどでどのようにそういった問題を乗り越えてきたのか、何か事例などあれば教えてもらえると嬉しいです。

コミュニティの中で生活をし、現実的に生活をする為の収入を得る部分は、どのようにして成り立っているのですか?

Building The New Normal 交流と研究の時代へ

投稿日: カテゴリー: GENtopics
サイハテエコビレッジで
アズワンとサイハテの交流=初トーク
The New Normal Building!
世界の先駆けとして

COP26がイギリス・グラスゴーで10月31日から11月12日まで開催されている中、グローバルエコビレッジネットワーク(GEN)は、地球上で人類がどう調和して生きられるか、Building New Normal  新しい「当たり前」をつくろうと、世界の仲間たちに呼びかけています。その日本での先駆けとして、GEN-Japanではサイハテエコビレッジとアズワンコミュニティの公開トーク「New Normal、常識を超える エコビレッジの未来と可能性」を企画しました。

熊本県三角半島の丘に広がるサイハテエコビレッジは、3.11のあった2011年にスタートし、今年で10周年を迎えています。広く周囲を見渡せる丘の上で、多くの若者たちをひきつけ続けるサイハテエコビレッジ。日本でもユニークな存在として今日も進んでいるサイハテに、三重県鈴鹿市で、街の中に境界線のない都市型のエコビレッジを展開して21年になるアズワン鈴鹿コミュニティの小野雅司さんが初めて訪れました。GEN-Japanではこの機会をとらえて、その交流の様子をライブで紹介しようと企画しました。

ほぼ30人前後のメンバーが今暮らしているサイハテエコビレッジからは、発起人の工藤シンクさん、モデレーター的な役割でコミュニティの運営を担当する坂井勇貴さんの二人。
一方2000年の暮れから「誰もが本心で、それぞれその人らしく生きられる社会」を実現しようと、Try and Errorを繰り返しながら研究と実践を通してコミュニティづくりを展開してきた小野雅司さん。
3人が一つのソファーに並んで、実践者としてやりぬこうとしているお互いをリスペクトしながら、刺激しあい学びあう姿は、ほほえましくも中身の濃い、あっという間の2時間となりました。
周りを囲んで話を聴いていた人たちも、コミュニティづくり、新しい当たり前を生み出している「魁(さきがけ)の3人のトークの展開に、これは聞き逃せないと次第に身を乗り出していました。


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アズワン鈴鹿コミュニティ×エコビレッジサイハテが知恵を交わす記念すべき時

都会型エココミュニティとして活躍する、創設21年のアズワン鈴鹿コミュニティから 小野雅司 パイセンを招いて互いの目指す先、それをどうカタチにしていくかを語り合った濃密な1日。

自己の成長と、場づくりと言うと分かりにくいけど、例えるなら〝うちなる平和〟を体現することと、それを可能にする〝思いやりのシステム〟を同時に実践されて来たコトが、すごいと思ったし、めちゃくちゃ共感するコトだらけで学び多い時となりました!

エコビレッジ、オルタナティブライフ界の重鎮にして大先輩、アズワン鈴鹿コミュニティの小野雅司氏が熊本三角エコビレッジ サイハテに。

なんと深く、軽やかな人だろう。
色々が腑に落ちるような、まるで答えあわせのような、素晴らしいひとときでした。

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やはり実際に足を運んでみるものだと思いました。工藤君、坂井君たちの活動は見知ってはいましたが、この広大な丘の上で、伸び伸びと展開し続けてきた10年の積み重ねを感じています。共通するのは、日々のコミュティ運営をその目的にしていない点です。
日常に埋没せず、コミュニティづくりそのものが、平和で持続可能な社会の実現につながらんことを志しています。そんな目的意識をもって進んできたサイハテと、これから交流し、学びあい、研究しながら、ともに新しい社会づくりにかけていきたい。

GEN-Japanでは11月24日~26日に、コミュニティづくり研究会をアズワンを会場に、実践的にコミュニティづくりを展開する各地の実践者が集合します。乞うご期待。

GEN-Japanガイアユース2022開催決定

投稿日: カテゴリー: Gaia Youthtopics

心から話し合い、自分たちの願う世界を創る

GEN-Japanガイアユースは、15歳から26歳までの若者たちのために、これからの生き方やありかたをゼロから再設計するための力とスキル、特にどんな時でもだれとでも話し合える力を提供し、そしてガイア・エデュケーションの「4次元デザイン教育」と、GEN-Japanの「対話と探究」をベースに、持続可能性を推進する上での若者の役割を探究していきます。

 

GEN-Japanガイアユース・プログラムは、世界55ヶ国同時開催Gaia EducationのYouth版として開発された・グローバルアクションプログラムの一環です。ブラジル、インド、エストニアに続く4番目の開催国になります。


柔軟性のあるカリキュラムによって地域の社会経済的状況や生物文化の多様性に適応できるように設計されています。
★修了者にはディプロマが授与されます。

ショートビデオで語りかける、エコビレッジとは何か

投稿日: カテゴリー: GENOAMedia/Newstopics

What is the ecovillage to you?

GENOA(グローバルエコビレッジネットワーク オセアニア・アジア)を代表するコミュニティから8人のメンバーが選ばれて、エコビレッジ/コミュニティで暮らすことにはどんな意味があるのか、ショートビデオでその可能性を呼び掛けるプロジェクトがスタートしました。日本も含む各国から8人の多彩なコメントが語られた完成版のビデオは、10月6日にYoutubeで各国に公開されました。

Ms. Devi (Eden Hope, バヌアツ共和国)
片山弘子(As One Community, 日本)
Morag Gamble(Cristal Waters、オーストラリア)
Robin Allison(Earth Song ニュージーランド)
Maia Raymond (Cristal Waters, Next GEN, オーストラリア)
Amena Bal (TI Ecovillage, インド)
Tanya Motti (Narara Ecovillage, オーストラリア)
Lundap Dupka (BSF, ブータン)

西は中東・パキスタンからインド、東はニュージーランドまでをカバーする広範な領域には、世界の4大文明のうち3つがかつては存在していました。それほど、歴史的にも風土的にも人間の暮らしを支える豊かな地域であることがわかります。そこから、本来の人間らしい暮らしを取り戻していくことは、必然的な動きではないか、とプロジェクトでは語り合っているところです。

吉田太郎公開講座「コロナ後の社会は、足元の食と農から」の動画一般公開

投稿日: カテゴリー: Movietopics
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8月9日に開催しましたGEN-Japan主催の吉田太郎公開講座「コロナ後の社会は、足元の食と農から」の動画を一般公開しました。

今回の吉田さんの公開講座にはたくさんの参加がありました。手を取り合って力を合わせていきたくなるような、そんな拠り所になる情報でいっぱいでしたね。

吉田さんによれば、「EU諸国ではコロナ禍を契機に、農業政策を多品種・地産地消とオーガニック増産にシフトしています。その切り札はハイテク農業ではなく、公共調達による有機給食。栄養素と食物繊維たっぷりの食は免疫力をたかめてコロナ予防にも役立ち、学習意欲もアップするとうたわれている」ということです。

さらに、日本の優良事例が紹介されています。このビデオを使って、周りの人たちと感想をシェアしたり、考えたりできる、よいきっかけが生まれていくことを願っています。
では、吉田太郎さんの動画をどうぞご覧ください。
https://youtu.be/wFKI83yMmZI