2023年の幕開け、1月4日~8日のガイアユースには各地から16人の若者たちが参加した。日の出を海岸まで見に行った。水平線の向こうが一瞬強く輝くと、太陽がゆっくりと顔を出し、海面に光の帯を伸ばしながら空に登っていく。砂浜でオレンジ色に染まりながら、誰からともなく手を合わせて、無言で祈りあった。
ガイア、40億年のめぐる命のつながりの中に、いま私たちが存在している。混沌とした人間世界に、時に道を見失いそうになることもあるけれど、新しい可能性を、聴き合う話し合いで互いの中に明確に感じ取った経験は、心に深く刻まれて決して消えることがないだろう。
人間として立返る場所を見出した若者たち。世界に向けて旅立った。
おかえりなさい、そしていってらっしゃい。
(GEN-Japan代表 片山弘子)