人間らしく生きられる社会・経済は? 7月度GEN-Japanガイアエデュケーションから
「地域社会が人を育てる、と感じられたのは大きな収穫」
7月度GEN-Japanガイアエデュケーションが、
これからの社会を実現するには、ガイアエデュケーションでは4つのディメンション(世界観、社会、経済、環境)が総合的に変化していくように描いてプログラムされています。
7月は、社会分野「一人一人を尊重するコミュニティづくり」「新しいリーダーシップと意思決定」と、経済分野「グローバリズムから持続可能な経済への移行」に重点を置いた内容でした。
探究が一般論で上滑りにならないように、まず参加者みずから今日ここまでの足跡を振り返り、自分と向き合いながら、各々の今日までの人生Mapを描いたり、聴きあったりしました。
ここにいる誰もが、本当に幸せに生きられるように—
お互いを聴きあいながら人のための社会、というとき、どの人も本当に幸福に生きられるように、と自然に湧いてくるものがあるようでした。では幸せとはどういうことだろうと、これまで踏み込んだことのない、自分の本当の願いの方向に関心が向いていきました。
自分もみんなも「その人っぽさ」みたいなのを表してる気がするなぁと思いました。みんなの今までの記憶とか、経験したこととか感情とか、目の前に座ってる人の「今」に影響してきた要素の一部を共有できた感じがして嬉しかったです!! (H.T 19歳女性)
私の中の参加者一人一人のイメージが変わっていくのが面白い。 人には色んな面があってお互いの関わり合いの中で影響しあって新たな「その人らしさ」が出てくるような・・・。(小鶴厚子 60代女性)
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「人のための会社、人のための組織、人のための社会」
二日目からは、
参加者の感想から>>
実際に暮らす人たちから直接話を聞けるのは、とてもよかった。話も、話している姿も、決してハキハキしていない。でもそこから感じられるものが意外とたくさんある。(無記名)
社会は生きている。そのままの自分で「居場所と出番」がある社会
「地域社会が、人を育てると感じられたのは大きな収穫だった」など、社会と自分は分けられない存在だという感想が多くみられました。
それぞれにとっての居場所と出番が用意しあえたら、と参加者のNさんが発した言葉が、みんなに共通の願いとして心にあることを知り合えたのもうれしいことでした。人間は、善とか悪とかの前に、環境によっていかようにも変化できる可能性をもった存在なんだと希望がみえてきました。 ガイアエデュケーション参加者の輪のなかで、お互いを出しあい聞きあううちに、お互いの変化を感じながら、ここもひとつの社会だなと気づきあっていくようでした。
来月はトランジション藤野会場で、誰もが本心で生きられる社会を実現するには?と、これまでの学びを踏まえて、実践していける人になるためのステップに入っていきます。
参加者の感想から>>
今回は自分の将来なんかも少し考えながら参加しました。上下のない社会、自分と繋る社会、人と繋る社会。ゆっくり、前向きに考えてみようかな〜と思いました。(学生 女性)
今回、自分の中で面白かったテーマは「所有」でした。「自分の」という範囲を解放する事で、むしろ多くの物が使えたり多くの人に出会えたり、多くの人の役に立てるのではないか? 自分の物・自分のスキル・自分のパートナーなど、所有している気になっているものが沢山あると感じました。 社会全体が「誰かのもの」の集合ではなくて、皆で手をかけて作っていく物にしていきたいと強く感じました。 “give and take”ではなく”shared”な状態でありたいな〜(王野太一 24歳男性)
(記事/片山弘子 GEN-Japan代表理事)
7月度ガイア公開講座について ⇒ http://gen-jp.org/2021/07/26/2021-7-2/
6月ガイアエデュケーション@安曇野シャンティクティ会場⇒
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