谷崎テトラ「Withコロナ時代のワールドシフト」@Gaia2021公開講座

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Withコロナ時代のワールドシフト
~足元に楽園を~

平和で持続可能な世界へと突き抜けてくために、今年11月にイギリスのグラスゴーで開催されるCOP26では、何が焦点になるでしょう。
ワールドシフト (文明の転換)には、精神性の転換が必須です。
谷崎テトラさんは、「危機に直面する今、楽園学という、新たな学際を作ろう」と動き始めています。
テトラさん「『楽園』=『場+ウエルビーイング』という定義で、文学、芸術、歴史、様々な領域が学際的に関わるもので、ワールドシフト (文明の転換)の方向性を、課題解決型だけでなく、精神的な営みとして捉えていく中で、地上の楽園ということなのかなと考えています。
最近かかわるようになった、自給自足エコビレッジをゼロから作る試みなども話したいと思っています。」
 
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日 時:2021年9月18日(日)13:00-15:00
参加費:無料
申込先:https://gaia2021-9-18.peatix.com/
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<スケジュール>
13:00 GEN からCOP26に向けての世界的な動き 片山弘子 (GEN-Japan)
13:15
「With コロナ時代のワールドシフト」
   お話  谷崎テトラ
   聞く人 熊倉敬聡
14:20 質疑まじえながら
   トークセッション
14:55 クロージング
15:00 終了
 
<谷崎テトラ氏プロフィール>
京都芸術大学客員教授/放送作家/メディアプロデューサー/ワールドシフトネットワークジャパン代表理事/アースデイ東京ファウンダー/GEN-Japan顧問
1964年、静岡生まれ。環境・平和・アートをテーマにしたメディアの企画構成・プロデュースを行う。価値観の転換(パラダイムシフト)や、持続可能社会の実現(ワールドシフト)の 発信者&アーティストとして活動は多岐に渡る。アースデイ東京などの環境保護アクションの立ち上げや、国連 地球サミット(RIO+20)など国際会議のNGO参加、SDGs、ピースデー(国際平和デー)などへの社会提言・メディア発信に関わるなど、持続可能な社会システムに関して深い知見と実践の経験を持つ。世界のエココミュニティを取材し、エコビレッジの共同体デザイン、地域通貨、共同体教育、パーマカルチャー(持続可能な農的文化)などの事例研究から、カルチュアルクリエイティブス(文化創造者)、先住民から学ぶディープエコロジーの思想まで、未来のデザインのための智恵を伝え、それぞれの地域や現場に生かす仕事をしている。メディアの企画構成としては「素敵な宇宙船地球号」(テレビ朝日)、「アースラジオ」(INTER FM)「里山資本主義CAFE」(NHK World)環境省「森里川海」映像など多数。YOUTUBE「テトラノオト」で持続可能性や創造性についての動画BLOGを毎日更新している。
 
<熊倉敬聡氏プロフィール>
GEN-Japan理事
芸術文化観光専門職大学教授
元慶應義塾大学教授、元京都芸術大学芸術学部教授。学術博士。パリ第7大学博士課程テクストと資料の科学研究科文学研究修了。
『GEIDO論』(春秋社 2021)
芸術(アート)から藝道=GEIDOへ……人類のもつ創造性を結晶させる術を求め、一遍上人からハイデガー、アガンベン、和辻や九鬼、そしてエロスや経済(ブロックチェーン)の考察を経て里山へと繋がる、人間の本来性に向かおうとする思索
 
主催:NPO法人GEN-Japan

2020ガイア公開オンライン講座@谷崎テトラ

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2020ガイア公開オンライン講座 谷崎テトラ
ワールドシフト・コロナ時代の「生き残り」をかけて
進行) 熊倉 敬聰(元慶応義塾大学教授)

  

  • 感染症に終わりはない

地球の誕生は46億年前、ウイルスは40億年前に誕生し、生命の誕生と進化に大きくかかわってきたと言われています。人類が誕生するはるか昔から存在していたウイルスです、医学的には感染症が終わったといえるデータはあり得ないとも言われています。

地球を構成物を重さで比較すると、地球の大半は無機物、続いて植物、細菌、微生物、昆虫らが、人に比べて圧倒的に多く存在していることが分かります。

こうした中でウイルスは、5万年以上もの間、人と共存してきたと言われ、人の自己絶滅の時期をコロナウイルスがわずかの間食い止めているとも指摘されています。

  • With コロナ With earthは、都市集中から地域へ、開疎化の時代へ

コロナと共に生きる、地球と共に生きる時代を私たちは迎えています。安宅和人さん(yahooCEO,大学教授)が、これまで人類がやってきた都市密集型の暮らしを逆転させ、開疎の時代に入ると指摘しています。都市で密集して文化を創造してきた人類は、健康や安全性から、方向を真逆に変えて、ローカル、地域に根を下ろした暮らし方、働き方、活動に向かい始め、その流れは変わることはないと言われています。

都市化、都市集中は、これまでその問題が明らかにされてもなお、その流れを変えるのは難しいと言われてきました。しかし地域での職住一体型の暮らしの方向に今後シフトし、もう元に戻ることがないとしたら、そこには何が生まれるでしょう。

  • WHO「コロナウイルスの3つの顔」

新型コロナウイルスは、先ず感染症という健康の課題があります。しかし、人の心が不安でむしばまれ、孤立化を進めるという課題がより深刻です。さらにリーマンショックを超える大型の経済危機を迎えつつあります。ところが、リーマンショックと明らかに違うのは、社会経済自体に原因があるのではなく、不安から来る妄想が世界同時に共有されて今日の経済危機に至っている点です。

  • グレートリセット 「With コロナからWith Earth, そしてWith Human人と共に。

同時にこのパンデミックは、私たちがライフスタイルをいかに早く、根本から変えることができるか、人間の可能性を示しました。ほぼ瞬時に、この危機が個人から企業まで不可欠だと思い込んできた、ラッシュアワーやオフィスワーク、飛行機による頻繁な移動など放棄させました。

医療から始まって、社会に欠かせない労働者や高齢者など弱い立場の人たちのために、自分が犠牲を払ってでも助けていこうとする意志と行動が圧倒的な勢いで見られました。企業がこれまで道具や資源として軽視してきた、人や地域社会を支えてこそ、組織としての繁栄が持続するのだという学びが、短時間で世界的にみられました。

  • 非貨幣型経済社会への移行

ロックダウン中のベネチアでは、白鳥や魚たちが運河に戻ってきました。中国では大気汚染が改善され数万人の生命を救い、インドではスモッグが晴れて、200キロ先のヒマラヤ山脈が見えるようになったことが人々を和ませました。
すでに行き詰まりを見せていたグローバリズム・新自由主義による資本主義経済で失われたかに見えた、お金では購えないこれら物が、人間の経済行為が止まったとたんに世界中で復活を見たことで、経済復興の新潮流として、カナダやEU各国では「グリーンリカバリー」、日本では「選択と集中」と呼ばれる、環境や社会の持続可能性に重点を置いた復興計画、循環経済への移行が始まろうとしています。

  • 2021年世界経済会議(ダボス会議)とグレートリセット

コロナウイルスによるパンデミックによって、持続可能でよりよい社会を構築する意志があらゆる人々の間に明らかに存在していることを、世界同時に認識し経験する機会になりました。そして、すべての人々の幸福、人間の尊厳と社会正義に基づいた豊かな未来の創造のために、根本からすべての分野を見直そうという動きは、来年ダボスで開催予定の世界経済会議に繋がりました。そこではグレートリセットをテーマに、社会の根本から見直す経済創出に向けた、歴史的な一歩となるでしょう。

この機会にテトラノウトのチャンネル登録をお願いします。下記をご覧ください。いずれも5分から10分以内でまとめられていて、分かりやすいです。
#2 意識を変える行動を変える。
#190 リスクソサイアティ
#86 新型コロナの3つの顔を知ろう。(WHO情報)
#96 グローバリズムの終焉とポストコロナ文明へ
#153 グレートリセット
#154 地域循環共生圏
#122 ノヴァセン ジェームズラブロックの次のGaia説
#206 With EARTH

(以上まとめ 片山弘子@GEN-Japan代表理事)

2020年 ガイアエデュケーション「Withコロナ」を振り返って

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●心から信頼できる、話し合えるネットワークの強みーー感想から

2020年4月からの第4期ガイアエデュケーションは、コロナの感染拡大と機を一にしてスタートしました。今その半年を振り返る参加者からの感想で、共通するのは「参加前には想像していなかった、仲間といることの喜び」です。

「最初は、新しい知識や方法を学んで、これからの地球や社会への不安を、情報技術で埋めようとしていた。ところが今、まったくちがう、最強の武器を手に入れたと気づいた。ここに信頼できる仲間がいること。想像つかなかった」(40代 女性)
「本心から話し合う、って最初は戸惑ったけど、こういうお互いで、ネットワークしたり、去年までの修了生ともつながることが出来る。こんな話し合いがあるんだーー可能性が広がる予感がしています。」(50代 男性)
「人と繋がる、ということ、とても恐れていたけど、人と離れるのがさみしいと初めて感じることができた。つながるって言葉の意味、知った気がする。」(20代 女性)

「With コロナ時代」の新たな学びに挑戦した半年間

4月から半年間にわたって開催してきたガイアエデュケーションは、9月アズワン鈴鹿会場をもって全プログラムを終了することができました。あたかもSF小説が現実化したかのような、急激なコロナウイルスの感染拡大と共に一時は開催が危ぶまれました。しかし参加者の皆さんから「世界同時にコロナ禍を経験しているこの時に、一緒に参加している人たちに出会い、共に学びたい」と熱いメッセージが次々に寄せられ、急遽オンライン方式に切り替えながらの出発でした。

20代~60代の背景も様々なメンバーがコミュニティづくりの現場で触れ合い、二泊三日、ないしは三泊四日の合宿で暮らしを通して学ぶ良さと、オンラインの良さも生かした、未知のプログラムへの挑戦となりました。

●次の社会像とは? EDE・ガイアエデュケーション開催の意義

グローバルな不平等、気候変動など、目先の利益を我先に追いかける資本主義経済は、すでにその行き詰まりが指摘されてきていたところに、それらが複合的に絡み合って、コロナウイルスによる感染拡大が、瞬く間に世界中に広がりました。
これまで以上に、グローバリズムの終焉を感じ取った人たちが増えています。

「グレートリセット」の動きに見られるように、これまでの価値観をすべてにわたって根底から見直し、まったく新しいものを組み立てる必要があることが世界の共通認識になり、来年ダボスで開催される世界経済会議のメインテーマになりました。いま世界同時に新しい次の社会に向けて知性が動き始めていますが、根底から見直すには、方法がそもそも必要です。 

エコビレッジデザインエデュケーション・ガイアエデュケーションは、すべての課題は単独に起きているものではなく、世界観・社会・経済・環境の4つの方向性の総合的組み合わせで起こっているという認識に立っています。特に世界観の間違いから来る、社会及び人間観を根底から見直そうとするところにその特徴があります。

●「心の状態」と「知る」力に重点を置いて

4つのDimentionからのバランスの取れたアプローチというGENやガイアエデュケーションが20年にわたって積み重ねてきた学びの積み重ねに加えて、アズワンネットワークが20年のコミュニティづくりの経験から見出したサイエンズメソッドの視点を入れることで、GEN-Japanガイアエデュケーションは、具体的なコミュニティづくりや組織作り、仲間づくりに有効な成果を生み出す内容となっています。
それは「心の状態」への注目です。安心して人に対する警戒心がない状態の時ほど、創造性、科学性、探究する知的な力が最大に発揮されるということ。さらに、人は答えを覚えるよりも、自らに問いかけ、他者と会話しながら、本当はどうかと探究する、「知る」プロセスを好む傾向が強いこと。
単に情報や知識ンプットすることと違って、人の内面に深い気づきを引き起こし、本心に立脚した言動へと人を変容させ、社会の形成につながることに注目しています。

●公開講座や最終発表会で、卒業生たちと交流

参加者の皆さんは、人は誰もが本心から安心して話し合うことができる存在だ、と半年にわたって自分や互いの学び合いの姿を通して知ってきたことに加えて、9月も谷崎テトラさんと辻信一さんのオンライン公開講座で最先端の情報を得ることができましたが、特に、辻信一さんの講座では、ガイアの2期~4期にかけての卒業生が、現在どのように地域で活動しているか、発表がありました。

そのスポット進行は山崎憲一さん(尼崎市議・3期)が買って出てくれました。
発表者は以下の通り。
木林京子 一般社団法人「すこやかのわ」(小児科医・岡山・2期)

日野進一郎 岡山での地域エコビレッジづくり{環境建築家・岡山・3期}}
竹内淳子「町議の活動とガイアで学んだこと」(小布施町町・3期)、
平山早苗「クロモジで作り出す地域経済」(伊東市・4期)
宮原創一「社会と若者」(沖縄・4期)

この日の夜は引き続き、恒例の最終月の発表会を開催。参加者一人一人の次の一歩がデザインされ、一人一人が飾らず表現しました。今年は蜜を避けようとすると宿舎や食事スペースが足りなくなるということで、オンライン上での交流になりました。残念な面と、遠くの人でも参加しやすいという両面があったかな。

・公開講座のまとめについて
谷崎テトラ公開講座について ⇒ http://gen-jp.org/2020/09/30/2020-9-19-1/

辻信一公開講座について⇒現在取りまとめ中です。

・コロナと共にーー2021年ガイアエデュケーションの準備を始めます。
コロナは感染症としては微弱なものでも、感染がなくなることはあり得ないと言われています。人の不安を揺さぶり、孤立化にも拍車をかけながらも、同時に、世界中で人間が瞬く間に協力しながら弱者を守り行動を変容させることができる、その可能性も知る機会となりました。

これからの社会を描き、本来の自分や自分たちの力を知っていける機会として、ガイアエデュケーション2021を来年に向けて開催していきたく思っています。

谷崎テトラ@ガイア公開講座 WorldShift・コロナ時代の「生き残り」をかけて

投稿日: カテゴリー: EventforumGaiaGENtopics

半年前、今のような事態を、誰が予測できたでしょう。
みなさんの内面は、この間にどのように変化してきましたか?
これからどんな方向に生きていこうとしていますか?
コロナCovid-19は、身体的な問題から派生して、現状の社会経済システムが根底から変化することへの、未知を恐れる不安の影響が懸念されています。
テトラさんは言います。「よく見ると、従来の暮らしを支えてきたかに見えるグローバリズム経済が、実は問題の根源でもあり、その限界が明らかになっているだけとも言えます。むしろ、お金以前の、人類の歴史と共にあり続けた経済や、本質的な豊かさに生きる人たちに焦点をあてる動きが見え始めています。」
4月1日に国連経済社会局は、コロナ禍によって、2020年の世界のGDPが0.9%減少する見通しを発表しました。(時事通信4月2日)
テトラさんは
「高度経済成長期の社会モデルはすでに壊れていますが、コロナ禍によってさらに加速され、ローカルでの自給自足を含んだ大きな文明の転換がいよいよ始まるのではないか」
それはどんな内容でしょう。Gaiaの時代のワールドシフトにむけた「私の一歩」を見出します。
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日 時:9月19日(土)15:30~17:30(15時受付開始)
会 場:オンライン
参加費:無料
申込先:peatix → https://gaia2020-9.peatix.com/
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<谷崎テトラ氏プロフィール>
京都造形芸術大学創造学習センター教授、放送作家。音楽プロデューサー。ワールドシフトネットワークジャパン代表理事。
環境・平和・社会貢献・フェアトレードなどをテーマにしたTV、ラジオ番組、出版を企画・構成するかたわら、新しい価値観(パラダイムシフト)や、持続可能な社会の転換(ワールドシフト)の発信者&キュレーターとして活動中。
国連地球サミット(RIO+20)など国際会議のNGO参加・運営・社会提言に関わるなど、持続可能な社会システムに関して深い知見を持つ。リバースプロジェクトCGL研究員。現在、伊勢谷友介とInter FM「KAI Presents アースラジオ」に出演中。
主催:NPO法人GEN-Japan
後援:三重県、鈴鹿市、鈴鹿市教育委員会、鈴鹿市社会福祉協議会、公益財団法人鈴鹿国際交流協会、GEN(グローバルエコビレッジネットワーク)、Gaia Education
協力:アズワンネットワーク、理想の暮らしを語る会、おふくろさん弁当、鈴鹿カルチャーステーション