GEN-Japan News vol.3

投稿日: カテゴリー: メルマガ

GEN-Japanは、来年にむけて新たなスタートを切ろうとしてます。 6年目を迎える「ガイアエデュケーション」を年間2開催することと、 若者向けの教育プログラム「ガイアユース」をスタートすることです。 ガイアユース開催にあたって、元国連事務総長のBan Ki moon氏は「若者たちの学びを支えてこう」とエールを送ってくれています。皆様とともに、地球一つで生きられる新しい道を切り開いていきたいです。

メルマガ登録をご希望の方は、ご記入ください。⇒  https://forms.gle/jw4J4hKqREaVsmfG8

2021東アジア地球市民村がスタート

投稿日: カテゴリー: Event

東アジア地球市民村が今年もスタートします。

台湾、中国、韓国、日本の東アジアのネットワーク構築を目指す動きです。

詳しくはこちら⇒ https://earthvillage.asia/
申込はこちら⇒ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSezDVNlO87lOQeejdJ01UCp8RmjpZb91ddLzZ8f37sfSN1KSg/viewform(参加費無料)

11月20日(土)16:30-18:00の分科会(東アジア地域再生合同研究)には

GEN-Japan代表の片山も登壇します。

ご参加お待ちしております。

通訳アプリで言葉も大丈夫!

ダウンロードして参加しましょう(無料)

https://earthvillage.asia/2021/enjoy/

いたるところ、小さな対話の輪を! 愛の旋風で世界を包みたい~ガイア2021生、各地に飛び立つ

投稿日: カテゴリー: Gaia

「いたるところに、小さな対話の輪を、そこから愛の旋風Torunade of Loveで日本中を包みたい!」
4月から毎月開催されてきたガイア2021最後の夜、2017年の第1回からの卒業生が見守る中、これからの私の一歩が、一人一人から発表されました。
その中で、そう呼びかけたのは、今村理沙子さん(学生)です。その思いは、2021年生みんなに共通する強い願いでした。その夜の様子を紹介したいと思います。(片山弘子 GEN-Japan)

 

半年の間、自分と対話し、自分の素直な願いに気づき、本心で語り合える存在なんだと気づいて、こんなに人といることが温かくうれしいことかと知った今、もっと仲間と出会いたい、と自然に気持ちが広がっていくようです。
発表の最後に、バイオリンは理恵さん、ピアノはりいちゃんで、みんなでイマジンを歌いました。王野君がタクトを振るように体を揺らせ、健ちゃんがマイクを握って歌っている。みんな思い思いに歌ったりハミングしたりで、時々思い起こしては、暖かさに包まれる思いがしています。

いま日本中、世界中に、本心で話し合ったり、そんな場で生きていきたいと願う人たちが、どれだけいることでしょうか。そんな新しい仲間と、一刻も早く出会えますように、各地に対話の輪を生み出していきたい。対話と探究の面白さを知ったら自然な願いがわいてくるようです。
2021年修了生の一人、林英士さん(京都府、50歳)は、「こんな時代だからこそ、自分の一番素直な心、本心とつながっていくことがいかに大事か」、「そういう人との対話のプロセスで社会ができていく、体験的に学んできたと気づきました。」とも語りました。

公開講座では谷崎テトラさんから楽園学創造のお話や、足元に楽園を生み出そうとされている近況。内藤正明さんとGEN-Japan理事の対話からは、具体的な持続可能な社会像。そしてガイア2019年生の長野県小布施町議員の竹内淳子さんから、毎月気軽に「ゼロ円キッチン」などの映画会を継続しながら、自分たちでできることを持ち寄ったり、話し合ったりしている様子を伝えてもらいました。まず楽しく、自分のローカルなところから、気候変動をおこさない「ドローダウン」するために有効な方法がたくさん見えてきました。
(⇒ビデオアーカイブ参照)

そんな中、若者たちは探究で自ら味わったこと、見えたことを、仲間を募って愉快にシェアし、広げていきたいと、”Gaia Camp”の企画を始めました。お昼休憩の間、下見に行ったり準備を描いたり。

出会ったばかりの4月には想像できなかった、こんなお互い。19歳から65歳までの愉快な家族。
これから、それぞれが力を合わせながら、各地で愛の旋風を吹かせていこうとしています。
(片山弘子)

谷崎テトラ「Withコロナ時代のワールドシフト」@Gaia2021公開講座

投稿日: カテゴリー: EventGaia

Withコロナ時代のワールドシフト
~足元に楽園を~

平和で持続可能な世界へと突き抜けてくために、今年11月にイギリスのグラスゴーで開催されるCOP26では、何が焦点になるでしょう。
ワールドシフト (文明の転換)には、精神性の転換が必須です。
谷崎テトラさんは、「危機に直面する今、楽園学という、新たな学際を作ろう」と動き始めています。
テトラさん「『楽園』=『場+ウエルビーイング』という定義で、文学、芸術、歴史、様々な領域が学際的に関わるもので、ワールドシフト (文明の転換)の方向性を、課題解決型だけでなく、精神的な営みとして捉えていく中で、地上の楽園ということなのかなと考えています。
最近かかわるようになった、自給自足エコビレッジをゼロから作る試みなども話したいと思っています。」
 
━━━━━━━━━
日 時:2021年9月18日(日)13:00-15:00
参加費:無料
申込先:https://gaia2021-9-18.peatix.com/
━━━━━━━━━
<スケジュール>
13:00 GEN からCOP26に向けての世界的な動き 片山弘子 (GEN-Japan)
13:15
「With コロナ時代のワールドシフト」
   お話  谷崎テトラ
   聞く人 熊倉敬聡
14:20 質疑まじえながら
   トークセッション
14:55 クロージング
15:00 終了
 
<谷崎テトラ氏プロフィール>
京都芸術大学客員教授/放送作家/メディアプロデューサー/ワールドシフトネットワークジャパン代表理事/アースデイ東京ファウンダー/GEN-Japan顧問
1964年、静岡生まれ。環境・平和・アートをテーマにしたメディアの企画構成・プロデュースを行う。価値観の転換(パラダイムシフト)や、持続可能社会の実現(ワールドシフト)の 発信者&アーティストとして活動は多岐に渡る。アースデイ東京などの環境保護アクションの立ち上げや、国連 地球サミット(RIO+20)など国際会議のNGO参加、SDGs、ピースデー(国際平和デー)などへの社会提言・メディア発信に関わるなど、持続可能な社会システムに関して深い知見と実践の経験を持つ。世界のエココミュニティを取材し、エコビレッジの共同体デザイン、地域通貨、共同体教育、パーマカルチャー(持続可能な農的文化)などの事例研究から、カルチュアルクリエイティブス(文化創造者)、先住民から学ぶディープエコロジーの思想まで、未来のデザインのための智恵を伝え、それぞれの地域や現場に生かす仕事をしている。メディアの企画構成としては「素敵な宇宙船地球号」(テレビ朝日)、「アースラジオ」(INTER FM)「里山資本主義CAFE」(NHK World)環境省「森里川海」映像など多数。YOUTUBE「テトラノオト」で持続可能性や創造性についての動画BLOGを毎日更新している。
 
<熊倉敬聡氏プロフィール>
GEN-Japan理事
芸術文化観光専門職大学教授
元慶應義塾大学教授、元京都芸術大学芸術学部教授。学術博士。パリ第7大学博士課程テクストと資料の科学研究科文学研究修了。
『GEIDO論』(春秋社 2021)
芸術(アート)から藝道=GEIDOへ……人類のもつ創造性を結晶させる術を求め、一遍上人からハイデガー、アガンベン、和辻や九鬼、そしてエロスや経済(ブロックチェーン)の考察を経て里山へと繋がる、人間の本来性に向かおうとする思索
 
主催:NPO法人GEN-Japan

新井和宏 「あたらしいお金の教科書」@GEN-Japan公開講座

投稿日: カテゴリー: Event

 

「あたらしいお金の教科書」 
~人を生かしあう、新しい経済の試み~

お話:株式会社eumoユーモ代表 新井和宏
トークセッション:辻信一(しあわせの経済)
聞き手:三木卓(公共貨幣フォーラム)
片山弘子(GEN-Japan)
 
美しい心と豊かさが正比例するような経済・社会って、あったらいいなあと思いませんか?

たとえば本当に必要としている人たちに、本当に良いものが、関わる誰もが心から満たされながら、届けられていく経済。地球の資源や、絶妙な生態系がますます豊かに循環共生していくような経済。真心から力を合わせて行きたくなるような、心が自然に豊かになっていける経済社会。
 
資本主義のど真ん中に生きながら、そんな経済と社会システムの実現を試みている人たちがいます。
その一人、新井和宏さんに、2017年の「しあわせの経済国際フォーラム」の会場で初めて直接お話を聴きました。新井さんはその後「ユーモ」を創設、また先日は「新しいお金の教科書」を上梓され、さらに今また新たやステップを踏み出そうとしています。
 
今回はそんな新井さんにお話しいただき、これまでの常識を覆す、新しい、やさしい経済社会を一緒に考えながら、実現に向かっていきたいです。どうぞお誘い合わせでご参加ください。(片山弘子 GENJapan)
 
━━━━━━━━━━━
日 時:2021年9月1日(水)20:00-22:00
参加費:一般1000円/GEN-JP会員/学生500円
申込先:https://gen2021-9.peatix.com
★お申込されて当日参加できなかった方には、期間限定ですが、動画をお送りします。
━━━━━━━━━━━
 
<新井和宏氏プロフィール>
公的年金などを中心に、多岐にわたる運用業務に従事。大病とリーマン・ショックをきっかけに、それまで信奉してきた金融工学、数式に則った投資、金融市場のあり方に疑問を持つようになる。2008年、鎌倉投信株式会社を元同僚と創業。2010年より投資信託「結い2101」の運用責任者として活躍。鎌倉投信退職後の2018年、株式会社eumo(ユーモ)を設立。
 
<辻信一氏プロフィール>
文化人類学者。環境運動家。「スローライフ」「GNH」など環境=文化運動の一方、2017年~2019年しあわせの経済国際フォーラムを開催し、国内外を繋いでローカリゼーションを推進。

「人のつながりを取り戻す経済とは? 地域通貨「よろづ屋」の取り組みから」@池辺潤一Gaia公開講座

投稿日: カテゴリー: EventGaia

地域通貨、という言葉を聞いたことがありますか?


トランジションタウン藤野で、池辺潤一さんたちが始めた「よろづ屋」のよろづは、円やドルのような法定通貨とは違って、地域限定で使うことができる通帳型の通貨です。お話を聴いていると、移住者の多い藤野で、新しいつながりを支えているようです。

藤野の例のような、もともとお互いに内在している、助け合いたい気持ちを自然に呼び覚ましたり、声をかけたくなったりと、それぞれの知恵や能力、関係を促進し活性化する働きをしている地域通貨としては、海外ではオーストラリアのマレーニが知られています。

国内でもブームになったことはありますが、しかし藤野のように継続している例は大変まれです。

池辺さん自身も最初は見たことも経験したこともなかった地域通貨。地元のだれもやったことがないことを呼び掛け、仲間づくりを続けて、また新しく生まれているほかの地域通貨とも協力して続いていますが、池辺さんは、何ともひょうひょうとしているように見えます。

そんな池辺さんの人柄、経験と地域通貨の実際に触れながら、人が人らしく生きやすい経済と社会について考えてみましょう。

———-
日 時:2021年8月20日(金)20:00-21:30
参加費:無料
申込先:https://gaia2021-8-20.peatix.com


<池辺潤一氏プロフィール>
建築家。2007年に藤野に移住、循環型の自然住宅を設計する傍ら、2010年より地域通貨よろづ屋を立ちあげる。

「ウェル洋光台」から~みんなが安心して生きられる繋がりの中で@戸谷浩隆氏Gaia公開講座

投稿日: カテゴリー: EventGaia
「多世代シェアハウス洋光台」からの報告
~みんなが安心して生きられる繋がりの中で~
 
今回のガイアエデュケーション公開講座では、神奈川県の多世代シェアハウス「ウェル洋光台」の大家さん=戸谷浩隆さんから
 
サービスなし、当番なし、組織なしマネージメントしない
“自然栽培型”コミュニティの「もちよる暮らし」
 
を目指した運営について、いろいろな事例を交えて「みんなが安心して生きられる繋がりの中で」をテーマにお話していただきます。
———-
日 時:2021年8月21日(土)14:00-15:30
参加費:無料
申込先:https://gaja2021-8.peatix.com
<スケジュール>
14:00 挨拶 GEN-Janan代表片山弘子
14:05 戸谷浩隆さんのお話し
14:55 グループセッション
15:00 質疑応答
15:25 クロージング
<戸谷浩隆氏プロフィール>
パーマカルチャーをコンセプトにティール 組織型で運営している多世代シェアハウス「ウェル洋光台」の大家。約35人前後が暮らす同ハウスで初期
住人同士だった妻と結婚し、シェアハウスでの子育て歴は7年目。横浜生まれ。ICU、東工大を経て、普段は大手電機メーカに勤務しています。
 
 

メルマガ配信始めました GEN-Japan News Vol.1

投稿日: カテゴリー: メルマガ
GEN-Japanでは、今回からメルマガを配信していくことになりました。
GEN-Japanからのお知らせや、コミュニティ情報など、最新の情報を皆様にお届けします。
 
配信ホヤホヤのGEN-Japan News Vol.1 をご覧ください
 
 
メルマガ登録をご希望の方は、下記のフォームにご記入ください。⇒ 
 

協同組合とエコビレッジ 玉木信博さんから

投稿日: カテゴリー: Eventresources
エコビレッジと協同組合について述べた書籍の写真ー協同組合とエコビレッジー考察
個人的には、先進諸国において平和、環境、健康等に強い関心のある一部の人々が、自らのライフスタイルを求め、共通の考えを持つ あたらしいコミュニティを創っていくというエコビレッジの思想と、労働者協同組合(ワーカーズコープ)とでは異なる印象が強かった。
労働者協同組合は既存の地域社会の課題に直接的に事業や運動を通じて市民主体の力で解決していこうと考えるからである。
しかし、先進諸国の「目的共同体」としてのエコビレッジと共に、近年ではエコビレッジは第三世界の伝統的な暮らしを営む村落で文化の持つ力やエネルギーをうまく生かして、新たなローカリゼーションの運動を展開している実践がある(「いよいよローカルの時代」ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ、辻信一、大月書店)。
前述のヘレナ氏はインド北部のラダックの人びとの伝統的な暮らしから学ぶことで、グローバリゼーションへの警笛と共に、現代のエコビレッジ運動へ大きな影響を与えている。ヘレナ氏はエコビレッジの運動の可能性を「エコビレッジを形成する運動は、おそらくグローバル経済への従属に対抗する最も包括的な手段である。世界中で、人びとは現代生活の特徴である、浪費、公害、競争、暴力から抜け出そうとする共同体を構築しつつある」と述べている。
また、エコビレッジに代表される「コハウジング」を基盤とした「目的共同体」の運動をリードしたデンマークの思想家ヒルダー・ジャクソンはエコビレッジの可能性を「広範囲に及ぶ持続可能な社会への転換こそが人類が地球上で暮らす上で必要とされていることを伝えることができるようにする」と考えていた。(参考、世界のエコビレッジ 持続可能性の新しいフロンティア、ジョナサン・ドーソン、日本経済評論社)つまり、エコビレッジの運動そのものが、社会変革を目的にあるということだった。
エコビレッジ運動の中でロス・ジャクソンらが設立したガイア・トラストという団体が 1990 年の報告書で、エコビレッジ運動の「手本となる新たな取り組み」としてスペインの「モンドラゴン協同組合ネットワーク」が挙げられている。モンドラゴン協同組合ネットワークは、スペインのバスク地方をルーツとし多様な協同組合の複合体で、その中心は労働者協同組合(ワーカーズコープ)である。
また、オーストラリアにマレーニという町がある。オーストラリアの協同組合の首都とも言われ、多様な協同組合とコミュニティ組織によって成り立っている。この町の郊外に、クリスタルウォーターズ・パーマカルチャー・ビレッジというエコビレッジがある。パーマカルチャーというのは、人間にとって恒久的持続可能な環境をつくり出すためのデザイン体系のことであり、パーマネント(permanent 永久の)とアグリカルチャー(agriculture農業)の造語であるが、同時にパーマネントとカルチャー(文化)の縮約形であるとされている。このクリスタルウォーターズには日本からパーマカルチャーを学びに行く人も少なくない。そして、このエコビレッジもまたクリスタルウォーターズ・コープとして協同組合によって運営されているのである。(社会変革の協同組合と連帯システム、著 津田直則)このことは、パーマカルチャーの技術的な面を学ぶ方にとっては、あまり知られていないかもしれない。
協同組合は「共同で所有し民主的に管理する事業体を通じ、共通の経済的・社会的・文化的ニーズと願いを満たすために自発的に手を結んだ人々の自治的な組織」であることから、平和や環境との調和を目指すエコビレッジの運営上、非常に親和性が高いと考えられる。(コミュニティ)協同組合とエコビレッジの関係は、今後深めていきたいテーマの一つである。(協同の発見2020年4月「未来への胎動 エコビレッジの考察から」寄稿一部抜粋)